デイトナ(DAYTONA) レトロハイスロットル ドラム用 72468
どうもでょおです。
今月は映画とかドラマとかがたくさん来るので、そっちの記事が増えちゃうのを見越して今のうちにバイクの記事を書いとこうと思います。
12月は見るもん何もねー、なんて思ってたんですけどね。ムラがある。
さて今日は「アクセルワイヤー1本化」についてのお話をしようかと思います。アクセルワイヤーって2本付いてて引き用と戻り用の2本があるんですがこれを引き用のみの1本引きにするカスタムがあるんですね。
それについてメリットやデメリットを紹介しようと思います。
アクセルワイヤー1本化のメカニズム
まず一応アクセルワイヤーとキャブのスロットルの構造について軽く紹介しようと思います。アクセルワイヤーには引き用、つまりアクセルを開ける用のワイヤーと戻り用、アクセルを戻すとき用のワイヤーがついています。
スロットルを回して手を離すと勝手にアクセルが戻ることからわかるかと思いますが、キャブレターのスロットルにはスプリングが付いていて戻り用のワイヤーがなくてもキャブレターを操作することが可能です。
アクセルワイヤー1本引きのメリット
- 部品費用が1本分で済む
- 見た目がスッキリ
アクセルワイヤー1本化のメリットはこれぐらいでしょうか。アクセルワイヤーを交換するときに1本分で済むので単純に部品費用が半分で済む計算になります。
またチョッパーなんかのアメリカンバイクはいらないものを無くしてスッキリさせるのが良しとされているので余計なワイヤー戻り用のワイヤーを取っ払って1本引きにしたいのです。
ちなみにチョッパーはインナースロットル化というものもあります。スロットル本体をハンドルの中に隠してしまうやつですね。
アクセルワイヤー1本引きのデメリット
元々2本あったものを1本にする訳ですから当然何かしらのデメリットがある訳です。そのデメリットがこちら。
- スロットルが戻らなくなった時に困る
- アクセルワイヤーが切れやすくなる
例えばキャブレターのスロットルが凍結してしまったり、アクセルワイヤーが切れかかっていて戻らなかったり、アクセルワイヤーの潤滑不足で固着してしまったりした時、アクセル全開中にワイヤーが戻らなくなったりする可能性があります。
ワイヤーが2本ある場合は強制的にスロットルを閉めることができますが1本の場合はどうしようもありません。急いでエンジンを停止させるくらいでしょうか。
それからアクセルワイヤーが切れやすくなる、という話を聞きますが個人的にあんま関係ないと思います。だって1本でも2本でもアクセル開けるときにワイヤーにかかる負荷は変わらないから。ちょっと眉唾な気がします。
アクセルワイヤー1本引きにしてます
正直に言うと私はアクセルワイヤー1本引きにしてます。理由は単にたまたま1本引きのハイスロが自宅にあったから。スロットルを交換する必要があったのですが自宅に1本引き用しかなかったので仕方なく1本化してます。
原付はずっと1本引きのアクセルワイヤーなので大丈夫かなと"高を括って"います。ただ、もしもの時のことを考えて心配なので2本引きのものを買おうとは思ってます。
はっきり言ってこれまでアクセルワイヤーが原因で危険な目にあったことは一度もありません。ワイヤーが切れたことくらいしかないし、これからもアクセル戻らないなんてことが起きるとは思いません。
ですが私は推奨しません。
私が平気だからといって真似しないように。「自己責任でどうぞ」なんて冷たいことは言いません。1本化なんかやめましょう。
最後に
たしかにアクセルワイヤーは1本でもほとんど問題なく操作できます。整備不良や余程のことが無い限り1本でも走れます。古いバイクや原付は元からアクセルワイヤーが1本しか無いものもあります。
ですがもしものことを考えるとアクセルワイヤーは1本化せず、2本にすることをおすすめします。
あと、余談ですが安物のハイスロは買わない方がいいです。精度が甘く、ガバガバですし、角が落としてないのでアクセルワイヤーが切れやすくなります。(経験済み)
ハイスロってそれほどメリット無いし、特別な理由が無い限りはスロットルは純正でいいと思いますね。私はスイッチボックスと一体化だったのでやむを得ず交換しました。車種によっては一体じゃないし、スイッチボックスだけ切り落とせたりもするのですが。
最後ちょっと脱線しましたが皆さんもアクセルワイヤー1本化にはご注意ください。
ではまた。