どうもでょおです。
さて、みなさんはバイクのメンテナンスは自分でしてますか?私は自分でしています。下記の記事では素人でも簡単にできるバイクメンテナンスについて紹介しています。
バイクを愛する全初心者に捧ぐ。11のメンテナンス項目と仕方|入門編
作業自体は簡単だけどあまりおすすめしないのがブレーキ周り。上記記事内でも書いてますが難しいと思ったらプロに任せた方がいい整備箇所です。
ミスター無責任の私がこうもブレーキ交換をおすすめしていないのには訳がありまして、一回ブレーキでやっちまった事があります。怪我自体は軽少だったのですがスマホぶっ壊れ、革靴もダメにしました。
今回はブレーキ周りの整備がいかに危険か知ってもらうための教訓的な記事になります。ではどうぞ。
整備前のバイクブレーキの状態
このバイクはいわゆる原付二種スクーターで通学通勤用に使用するバイクでした。購入したのではなくタダでもらいました。
タダでもらったときは不動車でしたがオイルを入れてキャブ清掃だけでエンジンが始動する優秀なバイクでした。ただひとつ難点がありまして、フロントブレーキがふにゃふにゃで柔らかい。
リアはドラム、フロントブレーキはディスクブレーキの原二バイクでリアは十分に効いたので注意しつつそのまま乗っていました。
ブレーキの整備をケチった
私はこの頃かなり忙しかった事もありブレーキの整備が出来るときと言えば帰宅後ぐらい。バイクの整備が楽しかったときは朝4時くらいまでしてました。
ただこのバイクは原付二種。走ればいい程度だったので丁寧な整備をしなかったんです。深夜だった事もありマスターシリンダーの蓋をあけてブレーキフルードの継ぎ足しだけで済ませました。
とはいってもブレーキはふにゃふにゃで柔らかいのでフルードはおそらくほぼ空っぽ。エア抜きを行いました。このエア抜きの方法が問題だったのだと思います。
通常、エア抜きはブレーキレバーを延々とニギニギするだけです。が、今回のバイクは原付二種なのでブレーキピストンも小さくエアーが抜けずエアーが噛んでいました。そこでバンジョーボルトの部分を緩め、そこからエア抜きする事にしました。結果エアは抜けきりブレーキレバーはしっかりとした固さを取り戻しました。
その結果、山の中で単独事故
その翌日、当然のごとくそのバイクで通勤しました。軽く動作確認はしたもののまともに走るのは初めて。私は通勤時に約8kmの山道を通過します。バイクの様子を伺うためフロントブレーキを多用しながら山道を下っていきました。
ところが、なんか変なんですよ。
ブレーキを握るたびにバイクの速度が上がらなくなってる。
ブレーキピストンが戻らないんだと悟りました。だんだんブレーキパッドが焼ける臭いがしてきて最終的に30km位まで速度が落ちました。ここで止まれば良いもののアクセルあけてフロントタイヤの回転でブレーキを押し切ったら良いんじゃね?と危険な行動に出ました。
たった30kmしか速度は出ていないとはいえエンジンは結構ぶん回していたのでバイクは吹っ飛んでいきました。
フロントブレーキ握りっぱなしでアクセルを開いて無理矢理進んでる訳ですから、当然ツルンっと転び単独事故を起こしました。
通りかかったカブのおっちゃんが心配してくれましたが、どうにも出来ず歩いて残り半分の山を降りることに。そこから先、約7kmはタクシーで通勤しました。
バイクは無事、怪我も擦りむいた程度でしたが、スマホがぶっ壊れ革靴に穴が開きました。
合わせて10万に近い金額がダメになった訳です。
バイク点検整備は徹底的に
結果としてはブレーキラインだけに問題があったのではなく、ブレーキキャリパー自体も錆びて固着気味だったということ。錆びているのに無理矢理ブレーキを握ったためブレーキをかけた状態でピストンが戻らず、ブレーキが固着したものだと思われます。
私は基本的になんでも自分でやりたいタイプの人間です。バイク屋に持っていったことも人生で2、3回しかありません。だからこそこのときの出来事は良い勉強になったなと思います。
やはり命に関わるような重要な部分を整備するときは徹底的にしなくてはいけません。
皆さんもバイクを整備するときは十分注意してくださいね。ではまた。