どうもでょお(@dyoblog)です。今日は「バイク×夏」がいかに地獄であるか語りたいと思います。
真夏の暑い中、風を浴びて走るバイクは涼しげに見えませんか?
「この時期のバイクは気持ちいやろ」
なんて言われることも意外とあるものです。でもこんなことを言う人に言いたい。夏のバイクはマジで地獄だから。はっきり言ってバイクで快適な季節は春と秋だけ。その中でも本当に快適な日はかなり限られています。
夏のバイクが暑すぎる理由
1. エンジン抱っこしてるようなもの
恐らくバイクの快適さをコンバーチブルの車のように思っている人が「バイク涼しそうで羨ましい」なんてこと言ってるのかと思いますが、バイクは車と違いエンジンがすぐそばにあります。エンジンルームと乗車空間が分かれていません。
スクーターを除きますが、バイクのエンジンというのは基本的に足と足の間にあります。つまりライダーはバイクのエンジンにまたがっているようなものです。
スポーツバイク系のポジションだとエンジンを抱えて抱っこして走っているようなポジションになります。
エンジンというものはめちゃめちゃ熱いです。車種にもよりますが一般的に150℃くらいはあるでしょう。150℃にも達するエンジンを抱っこして走ってるんですよ。
停車時に暑いのは当たり前ですが、走行中もかなりの熱を感じるのがバイクです。
2. ヘルメットの中は蒸し地獄
夏のバイクが暑いもう一つの理由がヘルメット。ご想像できるかと思いますが、ヘルメットの中はとても暑いです。空気もほとんど通りません。顔や頭から発生する熱がこもって、ヘルメットの中は超絶暑いのが基本です。
「じゃあ半ヘル被れば」なんて声も聞こえてきそうですが、ハーフヘルメットは顔面がモロに出ています。
顔が出ているので危険なのはもちろんですが、夏は虫がたくさん飛んでいますし、走行中に顔に虫が飛んでくることもしばしば。
虫の他には排気ガスやほこりなど色々なものが空気中に浮遊しており、それを時速50kmのスピードで顔で受け止めるなんて気持ち悪すぎてたまりません。
「原付であろうとハーフヘルメットはあり得ない」が私の信条です。
3. ライダースジャケット暑すぎ
危険防止のためにライダーは夏でも長袖ジャケットを着ているのが基本です。近所でスピードもほとんど出さない時はTシャツにプロテクターだけな私も、遠出や高速走行時は必ずライダースジャケットを着用します。
想像していただくとわかると思いますが、真夏に長袖は暑いですし怪我防止のための分厚い革をまとうのはめちゃめちゃ暑いです。
とはいえ半袖を着用すると風こそは気持ちいものの、直射日光をモロに受けるので長時間日に当たると暑いです。
真夏のバイク対策
そんなクソ暑い真夏をどのようにすれば快適に過ごせるのかをここからはご紹介します。
ジャケットを涼しいものにする
まずは服装、中でもジャケットを変えましょう。ぶっちゃけこれだけでかなり快適度が違います。建築業でも人気の空調ジャケットをオススメしたいところなのですが、バイク用の耐久性高い空調ジャケットはまだまだ存在していないので、今日はメッシュジャケットをご紹介。
本当の所を言うとメッシュジャケットは何着てもダサいです。パンチングレザーもダサいです。真夏のバイクで走行中のオシャレはもう諦めるしかありません。バイク降りたら脱ぐしかない。
個人的には「コミネ JK-114 プロテクトメッシュパーカ テン」が比較的おしゃれでいいと思います。マウンテンパーカーなデザインでバイクを選びませんし、それでいてメッシュとプロテクターを備えているので選択肢としてはベストなんじゃないでしょうか。
速乾性インナーにする
かいた汗が乾かないと余計に暑いです。なのでインナーには速乾性のインナーを着ることで汗を素早く乾かしましょう。
インナーなのでぶっちゃけバイク用をわざわざ選ぶ必要はありません。速乾効果の高いものを選ぶのが一番いいでしょう。
グローブを涼しいものにする
個人的にどんな格好をしていても必ず着用してほしいのがグローブです。半袖だろうがノースリーブだろうが上半身裸であろうがグローブは必ず着用しましょう。転倒時はとっさに地面に手を付けようとするからです。転倒時に素手でアスファルトに手を付けるなんて想像するだけでゾッとしません?
グローブでおすすめなのが以前の記事でも紹介したデイトナのグローブ。
【デイトナゴートスキングローブ】でコンクリ殴ってみた|インプレ評価
ですがこちらはオールシーズン用ですし夏場はさすがに暑い。夏場はメッシュグローブの着用をおすすめします。
最後に
いかがだったでしょうか。服装やウェアを涼しいものに交換するのも良いですが、一番はこまめな休憩と水分補給です。
あまりに暑い中の走行は熱中症の危険もありますし、無理せずにバイクライフをお楽しみください。