【感想】ブラックミラーシーズン4 第5、6話(最終話)『ネタバレあり』

どうもでょおです。Netflixオリジナルドラマ【ブラック・ミラー】シーズン4の感想記事も今回で3回目になります。
今回はブラック・ミラーシーズン4の第5話【メタルヘッド】と第6話(最終話)【ブラック・ミュージアム】の感想記事になります。
それでは早速どうぞ。
ネタバレありの記事なりますのでご注意ください

第5話メタルヘッド
- 第5話メタルヘッドのあらすじ
- 第5話メタルヘッドの感想
第6話ブラック・ミュージアム
- 第6話ブラック・ミュージアムのあらすじ
- 第6話ブラック・ミュージアムの感想
終わり

第5話メタルヘッド

第5話メタルヘッドのあらすじ

あるものを探して忍び込んだ倉庫にいたのは、逃げても逃げても追ってくる恐ろしい敵。捕まれば命はない。生き延びるための決死の逃亡劇が始まった。
出典：Black Mirror | Netflix Official Site

舞台は廃退した世界でありとあらゆる生き物が「犬」にやられてしまった世界です。主人公を含めた3人は危険を冒しつつもあるものを取りに行きます。

第5話メタルヘッドの感想

感想をひとことでまとめると「はっきり言って面白くない」本当はこの記事は第6話のブラックミュージアムのみにしてメタルヘッドは亡き者にしたいくらいです。白黒映像でスタイリッシュな感じではありますが面白くないです。逃走劇が始まるまではそれなりに期待値がありましたが。
なんというかブラック・ミラーらしさが全くなく、ただのアクションスリラーのようなエピソードです。ブラック・ミラーじゃないと思えば面白いかもしれません(わかんないけど)
最終的に命を顧みず取りに行ったものは薬とかでもなんでもなくただのぬいぐるみというオチ。このオチのインパクトもいまいち。「もしかして箱を間違えてたとか」いう深読みを一瞬してしまいましたが、そんなことがないとわかって改めてこのエピソードの面白くなさを感じます。

第6話ブラック・ミュージアム

第6話ブラック・ミュージアムのあらすじ

荒野のハイウェイを走る旅行者が足を踏み入れたのは、犯罪に関するものを集めたミュージアム。その奥には、恐るべき目玉の展示物が待ち受けていた。
出典：Black Mirror | Netflix Official Site

ブラック・ミラーシーズン2の第4話「ホワイトクリスマス」のようにエピソード自体がオムニバス形式になっています。ブラック・ミュージアムにやってきた主人公ニッシュにミュージアムのオーナーのロロ・ヘインズが3つのお話しをして、その後ブラック・ミュージアム自体の話があるという流れです。
一つ目の話は他人の身体的感覚を感じることができるようになった医師の話。正直途中からオチが想像できますがブラック・ミラーらしい話です。二つ目の話は死んだ妻の意識を自分の脳内に移したけど鬱陶しくなったからぬいぐるみに移しなおしたって話。3つ目の話は死刑囚の意識を取り出してホログラムにして展示して処刑が体感できるアトラクションにしたってお話。

第6話ブラック・ミュージアムの感想

第6話は面白かったです。私的にはホワイトクリスマスよりよかったですかね。ホワイトクリスマス自体あまり好みの話ではなかったので。水をさらに勧めているニッシュを見て怪しさぷんぷん。死刑囚が黒人なのを見て娘と確信しましたが。
医師の話と猿のぬいぐるみの話は独立させて1話ずつにしてもよかったんじゃないかとさえ思いますね。時間がない分、細かな描写が省略されてて話が淡々と進み過ぎるのがもったいなく感じました。
ブラックミュージアムのオーナーのロロ・ヘインズが3つめの話になって突然クソ野郎化したのはどうかと思いましたが。それまではただの悪趣味で俯瞰的な人ぐらいの感覚だったのに突然とんでもなく最低な奴になり下がりました。

それ以上に見どころなのがこれまでの作品へのセルフオマージュですよ。ブラック・ミュージアムに足を踏み入れてすぐにシーズン2第2話の「シロクマ」の主人公の黒人女性が映っています。シロクマのマスクをかぶった処刑人もありましたね。ブラック・ミラーの傑作サン・ジュニペロが会話の中に何度も登場します。
展示物にはシーズン4の第2話の「アークエンジェル」のモニタリング用タブレット、同じくシーズン4の「宇宙船カリスター号」の飴ちゃんがありました。この辺りは記憶に新しいので皆気づきますね。他にはシーズン3第6話の「殺意の追跡」に登場たロボット蜂もありました。ロロ・ヘインズから語られる話の中にはシーズン1第2話の「1500万メリット」のグラフィックノベルまで登場してました。
これまでブラック・ミラーは一つ一つ完全に独立していて同じ世界かどうかさえ不明でしたがエピソードの世界は繋がっていることがわかりましたね。