どうもでょおです。
Netflixオリジナルで面白そうなドラマがまた新しく始まりましたね。風邪ひいてるのにかまけて一気見してしまいましたので今日はその感想レビューをしていこうかと思います。
そのドラマはこちら。
Netflxiオリジナルドラマ『V Wars』(Vウォーズ)です。現代にヴァンパイアが現れてヴァンパイアvs人類の戦いを描く作品になっております。主演は『ヴァンパイア・ダイアリーズ』の吸血鬼俳優(?)としてお馴染みのイアン・サマーハルダーです。
では感想レビューの方をどうぞ。
この記事はドラマ『V Wars』のネタバレを含んでいますので、最後まで見ていない人はご遠慮ください。
- Netflxiオリジナルドラマ『V Wars』のあらすじ
- Netflxiオリジナルドラマ『V Wars』の登場人物、キャスト
- Netflxiオリジナルドラマ『V Wars』の感想(ネタバレあり)
- 『V Wars』ラストのオチ解説とシーズン2への考察
- 最後に
Netflxiオリジナルドラマ『V Wars』のあらすじ
人間を血に飢えた吸血鬼に変えてしまう未知のウイルスが急速に拡散。人類の存亡が危ぶまれる中、親友2人が敵味方に分かれ壮絶な闘いに身を投じる。
氷河の中に眠っていた古代のウイルスが目を覚ましてしまい、一番最初の被害者になってしまった医師のルーサーと親友のマイケル。
ウイルスは一部の人間にのみ発症してしまうようで、マイケルのみ発症。治療法を発見しようとするルーサーとヴァンパイアのボスになるマイケルは親友でありながらも敵対していくことになります。
Netflxiオリジナルドラマ『V Wars』の登場人物、キャスト
まあとにかくキャラクターが多いのよ。もうオッサン化が進んでるのかキャラクターの判別がつきませんw
黒い人、金髪の人、赤毛の人といった感じでしか覚えられないから自警団のギャングとか政府の人間なんて全く見分け付きませんでしたね。
まずは人間側のほうから復習していきましょう。途中で感染したりする人もいますが基本的にはこういう方向性でした。
ルーサー・スワン(イアン・サマーホルダー)
元々氷河のウイルスを研究していた経緯で、吸血鬼と人間の争いの中心人物となっていきます。吸血鬼はあくまで感染症の被害者であるとして人権を守り治療方法を探しています。別れた妻との間に息子がいます。
ルーサーを演じるのは『ヴァンパイア・ダイアリーズ』のイアン・サマーハルダー。今回は吸血鬼じゃなく吸血鬼と戦うドクターです。ちょっと見ない間にかなり老けて見えるなー。
そういや『LOST』で可愛い義妹とやっちゃうキャラも演じてましたね。
イアン・サマーホルダーは本作を引っ提げ東京コミコンにも参加。ちなみにイアン・サマーホルダーのリアルな妻が元妻役で出演しています。
デズ
ルーサーの息子。父子家庭でルーサーが研究している間はルーサーと同じくDNSのバンカーで過ごしています。
最初っから嫌な予感しかしなかったけどやっぱりデズがキーパーソンになってます。挙動が怪しいから実は発症してるけど隠してるのかと思ってたんだけど違うのかな。
ニクロス(ピーター・アウターブリッジ)
見るからに悪者のDNSのお偉いさん。ブラッド殺害派を支持しています。長官のクレアを殺したり陰で悪いこといっぱいしてる人。
ケイリー(ジャッキー・レイ)
レヴェリークスというブログを運営するブロガー。元々殺人事件などを取り扱っており、吸血鬼事件もいち早く関知。
ネタ入手のためDNSのニクロスを揺すったらカレシを殺されたので復讐しようとします。
ジミー(マイケル・グレイアイズ)
FBIの捜査官で元々は麻薬捜査のためにギャングへ潜入捜査していたのですが、なぜかそこからルーサー確保の捜査を任されます。
ジルー議員
ブラッド治療派の議員。両者の歩み寄りを支持する数少ない大物ですが、ブラッドサブの問題で拘留されてしまいます。
アメリー
ジルー議員の娘。感染してブラッドになります。
続いては吸血鬼側のキャラクターをおさらい。ブラッドなるネーミングが定着しています。
マイケル・フェイン(エイドリアン・ホームズ)
第一感染者としてブラッドたちから崇められるルーサーの親友。ブラッド国(ブラッドネーション)の指導者としてブラッドたちを統制、ブラッドの人権確保に努めます。
エヴァ
マイケルに助けられたことでマイケルを崇拝。
ブラッドという呼び名を付けたのも彼女たちのようですし、マイケルをリーダーにと言ったのも彼女のアイデアなので中々の重要人物。
副官として活動しておりマイケル死後にその跡を継ぐのかと思われましたがまさかの人が継ぎましたね。
19歳だそうですが30代にしか見えん…。
ダニカ(キンバリー・スー・マレー)
マイケルの彼女っぽい人。マイケルから感染し、姉のミラにプリオンをうつして最終的にはマイケルの元に。ブラッドの参謀として活動します。というかただの彼女なんだけど。
ブラッドと毒鬼との詳しい違いはよくわかりませんが、捕食して一気に血を飲むのではなく中毒者にしてちょろちょろ血を吸うタイプのブラッドだそうです。
ミラ(ローラ・ヴァンダーヴォート)
妹のダニカに感染させられたブラッド。
自制して人を襲わない吸血鬼で逆にコントロールできないブラッドを手あたり次第成敗するヴィジランテ。ブラックカナリーではないです。
『ヤング・スーパーマン』でスーパーガールを演じ、『SUPER GIRL/スーパーガール』では悪役を演じたローラ・ヴァンダーヴォートが演じます。
Netflxiオリジナルドラマ『V Wars』の感想(ネタバレあり)
アクション多めで一気見OK
肝心の感想ですが基本的に面白かったです。
アクションは多いですし、スピード感もあって飽きたりしづらいです。シーズン1のエピソード数は10話で1話40分構成なので一気見できます。
CGも見るに堪えないヒドいものではないし、全体的に画面が暗いのでほとんど気にならないと思います。途中で脱落して見るの辞めちゃう可能性も比較的低いんじゃないでしょうか。
ただ登場人物は結構多いし、それぞれがバラバラに展開されて徐々に一本の話になっていくイメージなのでややこしく感じる可能性は大ですね。
まあなんでしょう。
「Netflixオリジナルドラマはこんなもんだよ」
くらいに思って見ていただけると大いに楽しめるかと思います。(日に日にNetflixオリジナルへのハードルが下がっていってる…w)
原作はグラフィックノベル
元々はグラフィックノベル、大人向きのマンガが原作となっているようですね。出版社はIDWパブリシティングというところだそう。
ヴァンパイアは『ヴァンパイア・ダイアリーズ』と全く違う
イアン・サマーホルダーが出ているので『ヴァンパイア・ダイアリーズ』と何かと比較されそうな本作ですが全く違いますね。
なんといってもヴァンパイアの描写が違う。
『ヴァンパイア・ダイアリーズ』では「吸血鬼+三角関係」の恋愛がテーマになっていましたが『V Wars』はその名の通り「吸血鬼+戦争」がテーマになっています。前者ではヴァンパイアはセクシーでイケメンだと描かれていましたが、『V Wars』では化け物で怖い存在です。
『ヴァンパイア・ダイアリーズ』はティーンの女の子がターゲット層って感じでしたが、『V Wars』はどちらかというと男性向け、それもオッサン向けって感じ。
内容や扱っているテーマも現代社会を反映させるもっと大人向きな作品になっています。
ただ見方によっては共通点もあるかなと思っていまして、それが二人の男の友情を描いたものだということ。『ヴァンパイア・ダイアリーズ』は三角関係の話である者の、見方によっては二人の兄弟の話です。
ルーサーとマイケルは兄弟ではありませんが兄弟と呼び合うほどの仲なのでその点似てるかと。
吸血鬼の設定が斬新すぎる
これまでの吸血鬼の話として全く違うひねりが効いているのは、設定の部分ですね。
まず『V Wars』に出てくる吸血鬼は吸血鬼ではありません。プリオンと呼ばれるタンパク質と特定の遺伝子が結びつくことによって発症する「感染症」です。なので「吸血鬼系」というより「感染系」の話なんですよね。
よくあるヴァンパイア設定とは違い、噛まれたらヴァンパイアになるのではありません。空気感染はしないようなのでいわゆる接触感染で広がるっぽいです。詳しく言われてない気がするけど…。
あと太陽もニンニクも十字架も平気です。ヴァンパイアのように尖ったキバで首に噛みついて血を吸うのではなく、歯全部がキバみたいになって肉を食いちぎって血を吸います。ヴィジュアルはペニーワイズっぽいね。
やたら科学的描写が重視されてる割に、どうやって変身している間だけ骨格が変貌するのかは謎。
それから地味に気になるのは毒鬼っていうブラッドね。毒を注入して中毒者にするって説明はわかったんですが、能力的に明確な違いがあるんでしょうか。普通のブラッドは毒出せなかったりするんすかね?ミラが最終話で「私は毒鬼よ」って言ってたし、ミラが変貌した時は犬歯の4本だけが伸びていたので、そこに違いがあるのかな。
まあ一番気になるのは能力じゃなくてネーミング。「ブラッド」に対して「毒鬼」だぜ?横書きにできなかったの?もっと言うとそんな特殊な名前がどうやって広まったのかってところ。毒鬼って言い出したのってルーサーの助手じゃないの?
調べてみたら毒鬼の部分は英語では「verdulak」(ヴァードラク?)だそう。
ポストウォーキングデッドにはなれない理由
いわゆる感染系のドラマですし途中ヴァンパイアを大量虐殺してヒャッハーしてる人もいたので、最終的にはアポカリプスものにしてサバイバルが始まるのかなと思ったんだけどポスト『ウォーキング・デッド』にはなれないだろうなと感じました。
その理由のがヴァンパイアになる感染方法。
まずヴァンパイアになるかどうかは生まれ持った遺伝子によって異なります。ヴァンパイアにならない人はなにがあってもヴァンパイアになりません。もっと言うと感染方法が「噛みつき」じゃないんですよね。
昨日まで一緒にいた仲間がいつの間にかヴァンパイアになって殺さざるを得なくなった。みたいなことが起きないんですよ。感染しない人はずっと感染しない。主人公のルーサーは例え噛みつかれてもヴァンパイア堕ちしちゃうとかはこれから先もないんです。
さらにいうと感染方法が接触感染という非常に地味なものなので、大げさな話すると握手するだけでも感染しちゃう。ゾンビや吸血鬼みたいに噛まれなけりゃ大丈夫!みたいな定説が通用しないので地味です。
逆にいうと注意さえすれば遺伝子を持っていても感染しない。やっぱり地味。
なので最終的には人間vs吸血鬼のただの戦争になりそう。人間が一人減るごとにウォーカーが増える世界とは違う。
どっちかっていうと打ち切りになったドラマ『HELIX -黒い遺伝子-』に似てる気がしますね。飢えを抑えれば実質超人なところとか似てる。『HELIX -黒い遺伝子-』方はゾンビ化が完治したら超人になれるとかそんな感じだった気がする。
『V Wars』ラストのオチ解説とシーズン2への考察
ポストウォーキングデッドにはなれないとしても、『V Wars』は多分人気になるんじゃないでしょうか。伸びしろもあるしクリフハンガーで終了したので恐らくシーズン2に継続したいんでしょうね。
というわけでここからは『V Wars』シーズン2はどうなっていくのか考察、ラストのオチの解説をしていこうかと思います。
マイケルの死
マイケルは能力が低下し、停戦協定を結んだことで同胞が多数殺される原因となったこともあり処刑されたそうです。
マイケルの能力低下は恐らくクラブでのドラッグ摂取が原因なんじゃないかと思います。
マイケルとダニカがクラブに行ったとき、マイケルがドラッグを摂取してるシーンがあります。その後、エヴァがドラッグを取引しているときにブラッドには致命傷になる云々の話があったので多分それかと。このドラッグでエヴァがダニカを殺すのかと思ってたけど違いましたね。
マイケルが死んだシーンは明確に描かれていなかったのでもしかすると復活する可能性は十分にありますね。
ニクロスがブラッド国の指導者に
『V Wars』シーズン2への大きな伏線のひとつとなったのはやはり、マイケルの跡を継いだ元DNSのニクロスでしょう。
当初はDNSの一員としてヴァンパイアたちを一掃するつもりでいたようですが、ブラッドが生き残るであろうと判断し手術してブラッドになりました。
ブラッドサブに毒を混入させジルー議員を破たんさせた張本人です。またプリオンを水道に混ぜたと言いましたが、この以前にニクロスは配達の連絡をしています。この様子から考察するに多分連絡している相手はエヴァでしょうね。
ということはエヴァはブラッドサブを人間の仕業に見せかけ、毒を盛った実行犯だと思われます。好戦的だったので戦争開始のきっかけ、そしてマイケル排除のためでしょう。
デズに抗体はあるのか
ルーサーの息子であるデズにはプリオンへの免疫があり、その対策のためにニクロスはデズを誘拐しました。
とはいえデズに本当に抗体があるのかどうかは未だに不明です。
抗体があるかどうかはあくまで推測ですし、「最初は動物で試すんだ」とかブラッドについて詳しいし、検査も初めは断ってたり、ダイナーのシーン含めて食事しているところが映ってないので(多分)、もしかすると飢えを抑えてるだけってパターンもあり得なくはないのかなと思ったり。
襲ってくるブラッドはみんな大人なので子供は発症しないのかなと思ってたんだけどアメリーちゃんが発症したから違いますね。
ルーサーとミラのチームアップ
ブラッド国との交渉が決裂してから4か月後、ルーサーはデズの奪還、妥当ニクロスを掲げているようです。
当初は吸血鬼治療派だったルーサーですが息子が誘拐監禁されているので現在はブラッドを倒しているようですね。
ルーサーは「サー」と呼ばれ軍事施設らしきところにいるようなのでもしかすると再びDNSに協力しているのかもしれません。シーズン1を通してルーサーはDNSのやり方に反対していましたが、状況は一変してますし、大統領によってDNSへ権限が与えられたのでDNSは対ヴァンパイア部隊になっているんじゃないかと考察します。
また、ダニカに復讐したミラとチームアップして戦うような感じですね。ミラはダニカ含めて人間を捕食する吸血鬼に復讐しているので、今のルーサーとは意見が一致しそうです。
さらに言うと彼女は人間に戻れるなら戻りたいという考えを持ってるのでデズの救出にも協力的なんですね。
生きているけど退場したキャラ
その他にも気になるキャラクターたちがいます。死んでないけど退場した人達ですね。
具体的に言うとルーサーの元妻レイチェル、ジルー議員、ジミー、アメリーあたり。アメリーちゃんは最終的にデズとのロマンスがありそうですね。『V Wars』シーズン1はロマンス要素が少なかったので、シーズン2以降徐々に増えていきそうだと考察します。
最後に
いかがだったでしょうか。ポストTWDにはなれなそうだし、Netflixを代表するドラマ作品にもなれなそうだけど今後どうなるか期待したいドラマシリーズのひとつですね。
撮影期間は11カ月を要したようなので、シーズン2が放送されるとすれば最低でも1年後以降になるんじゃないでしょうか。
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