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感想【馬鹿と鋏と/NORIKIYO】から見る現代の日本語ラップの在り方

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馬鹿と鋏と

どうもでょおです。

いやー最近マジでブログのネタがないんですよ。いつもこれ言ってる気がするけど。寝不足が続くと何も考えられなくなりますよね。

さて、今回はNORIKIYOの新譜『馬鹿と鋏と』の感想記事を書こうかと思います。発売されてから半月以上が立ってるんでどうするか悩んだんですよね。ヒップホップCDの感想記事っていつも当たらないから書くほどでもないかなとも思ったんですけどね。

上述のとおり最近はネタ切れが多いので書くことにしました。ではどうぞ。

 

8hアルバム『馬鹿と鋏と』の概要

これまでコンスタントに7枚のAlbumのリリースを重ねて来たNORIKIYOが早くもNew Albumとなる8枚目の作品を完成させた。
「馬鹿と鋏と」と名付けられたアルバムは「馬鹿と鋏と?」その「?」の中には何が当てはまるのか?それをコンセプトに作られたアルバムだ。聴いた人々にそれを問いかける内容となっている今作。様々なトピックに多角的、時に辛辣に切り込むその歌詞の洗練さは更に増し、歌のサビが多く聴きやすいのも特徴だ。
客演に招いた盟友「般若」とのコンビネーション、そして自身初めて客演に招いた「AK-69」との辛辣さと暖かさがケミストした曲やシンガー「ACHARU」を招いた2曲。そしてサビがない曲(錆びない曲) "墓石屋の倅" では地元相模原の先輩でもある「DJ SOMA」によるスクラッチとNORIKIYOのAttitudeが前面に感じられる歌詞(自身はこの曲が俺のストライクゾーンのど真ん中と語る)が光る曲や、"Elevation"という曲では以外(?)にもWest CoastのHiphopをフォローするトークボックス奏者(DJでもある)「DJ DEEQUITE」の演奏と温もりが溢れる歌詞が疾走感があるトラックにマッチして新しいテイストになっているのも聴きどころだ。

出典:馬鹿と鋏と - Amazon

前作のBouquetが出されたのが2017年の3月だったので一年半ぶりといったところでしょうか。

前作に引き続いて紙ジャケットでしたね。個人的には紙ジャケをありがたがる意味が分からないですがこっちの方が安いんでしょうか。

私自身も最近は円盤買うことが減ってるのでCDは節約してるのかもとか思ったり。

8thアルバム『馬鹿と鋏と』トラックリスト

  1. 馬鹿と鋏と
  2. 花火
  3. Same Shit
  4. 可哀想な人達 feat. AK-69
  5. 墓石屋の倅 feat. DJ SOMA
  6. 三行半 feat. ACHARU
  7. Last Dance
  8. 山手線
  9. 暁 feat. ACHARU
  10. Elevation feat. DJ DEEQUITE
  11. Grinding Grinding feat. 般若
  12. My Shot
  13. 兎に角笑えたら

収録楽曲は全部で13曲。ちょっと客演が多い印象ですね。前作Bouquetは離婚を経験したりとパーソナルな曲が多いとNORIKIYOが言ってたので客演が少なめでしたが今回は多い。

般若とのコラボは相変わらずですが意外だったのがAK-69。もはや説明不要のラッパーですがかなりメジャーですし、流行をいち早く取り入れるラッパーなのでむしろディスるんじゃないかと思ってたぐらいでした。

8thアルバム『馬鹿と鋏と』感想

全編を通して一番最初に感じるのはアルバム全体の統一感ですね。最近は全曲通して同じようなトーンとして聴けるアルバムが多いですし、今回の『馬鹿と鋏と』も例外ではありませんね。良い意味で抑揚がないアルバムって感じです。どれか一曲が目立ったり、印象が薄い曲があったりそういうことがありません。

曲単位よりアルバム単位で聴きたいです。

流行にとらわれないフロウも相変わらずで聞いて安心感があります。それなのに流行のサウンドにも乗れるというところですよね。

例えば『Last Dance』。NORIKIYOとしてはちょっと意外なダンスチューンです。三連符なんて使わなくてもトラックの良さを最大限に生かしたラップです。

『Last Dance』はとてもドラマチックなストーリーの失恋ソングですが、その前の『三行半』、その後に続く『山手線』との繋がりも鳥肌立つぐらい完璧ですね。

NORIKIYOは本人が嫌いなのか如何にもな流行りの曲を使うことはあまりありないんですが実はめっちゃ相性がいいと個人的には思ってます。『もっと向こう』『Hot Girl 〜壊れた温度計〜』『この手に』なんかはまさにそれだと。

『Same Shit』や『可哀想な人達 feat. AK-69』では相変わらず核心をグサグサとついています。個人的に思うのは最近こういうのが多すぎるなと。

NORIKIYOのクラシックといえば『自問自答』なんかがありますがこういう曲が減りましたよね。セルフボーストする代わりにディスが増えてる気がします。たまには単純に元気づけられる曲も聴きたいなとは思ってます。

最後に

いかがだったでしょうか。アルバムが発売されてから一か月ほど経って皆に行きわたった頃なので感想記事を書くのにいいんじゃないでしょうか。ではまた。

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