(C)2020 Columbia Pictures Industries, Inc., Bona Film Investment Company (Pacific Rim, USA) and Cross Creek Bloodshot Holdings, LLC. All Rights Reserved.
どうもでょおです。今日は2ヶ月以上ぶり映画館に行って来ました。これまでほぼ毎週行ってたので禁断症状出るかと思いましたよ。
不要不急がぁーって自粛警察に捕まりそうなので念のために言っておきますが、私は3週間に一回ぐらいしか外出してないからね。
仕事はフリーランスだし、なんなら映画ブロガーなので映画見るの仕事ですからね。
さてさて脱線しましたがコロナ禍の中、果敢に見に行ってきたのはこちら。
映画『ブラッドショット』
コロナウイルスではなくコロナビールといえばのヴィン・ディーゼル主演のアメコミ原作映画です。
不死身の男の復讐の話なのでヒーローものが苦手でも割りと楽しめる系映画にはなってるかと思います。
では感想をどうぞ。
この記事は映画『ブラッドショット』のネタバレを含んでいます。未視聴の方はご注意ください
- 映画『ブラッドショット』の評価と概要
- 映画『ブラッドショット』のあらすじ
- 映画『ブラッドショット』の登場人物とキャスト
- 映画『ブラッドショット』の感想 ※ネタバレ注意
- 『ブラッドショット』の続編について
- 最後に
映画『ブラッドショット』の評価と概要
以下が『ブラッドショット』の評価と概要になります。
- 監督:デイヴ・ウィルソン
- 原題:Bloodshot
- 製作:2020年 アメリカ
5.7
30
78
IMDbの評価は5.7、Rotten tomatosの評論家の評価は30%、観客の評価は78%となりました。評論家の評価は悪いけど、観客は満足してる人が多いって感じですね。
まあ皆さんご存じの通り、ヴィン・ディーゼルは演技力の高い俳優というよりはファンが多いスターですから納得っちゃ納得。
ちなみに本作はヴィン・ディーゼルに馴染み深いスタジオ、オリジナルフィルムの製作です。プロデューサーはもちろんニール・H・モリッツ。
これは『ワイルド・スピード』シリーズの製作会社でプロデューサーもワイスピと同じ。『トリプルX』とかもそうなので、またしても身内映画な感じになります。
冒頭でも言った通り本作は元々アメコミが原作。マーベルやDC、ダースホースといった出版社ではなくヴァリアントコミックスが原作です。
比較的ちっこい会社のようで、ぶっちゃけ私も詳しく知りませんでした。
映画『ブラッドショット』のあらすじ
アメリカ海兵隊員のレイ・ギャリソンは、何者かの襲撃を受けて妻ジーナとともに拉致され、襲撃の首謀者マーティン・アレックスの手によって妻を殺されてしまう。自身も撃たれて生死の境をさまよったレイだったが、とある組織のナノテクノロジーによって蘇生に成功。記憶を失ったものの、体中の血液が生物工学ロボット「ナナイト」に置き換わり、圧倒的なパワーと回復能力を持った超人へと生まれ変わる。やがて、あることがきっかけで妻を殺された記憶を取り戻したレイは、愛する妻を殺したマーティンを見つけ出し、復讐を果たすが……。
出典:映画.com
となっていますが大事なあらすじはここから。
事前情報通り原作コミックの設定を汲んでいます。
レイは捏造された記憶を元に復讐を行い、復讐した後は記憶が消されて、新たなターゲットに復讐する話なのです。
つまりレイは常に妻の敵討ちとして復讐心を抱える悲劇のヒーローってことになります。
本作では繰り返しを脱するために、仲間の協力を得てブラッドショットことレイが戦うというストーリーになっています。
映画『ブラッドショット』の登場人物とキャスト
レイ・ギャリソン(ブラッドショット) / ヴィン・ディーゼル
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兵士の遺体を蘇生させることに成功したスーパーソルジャー。
肉体強化だけではなくナノロボット「ナナイト」により、ダメージを受けません。受けても再生するいわば現代版ターミネーター。
エイザ・ゴンザレスのKTいわく血液がナナイトということなので、骨格や臓器に関しては人間のものかそれに近いものが使われてると思います。
ハーティングにより何度も記憶を消されて復讐鬼の兵士として利用されていました。
殺されたと思われていた当の妻とはただ別れただけってのが余計もどかしいよね。ハーティングに殺されてたりしたら復讐するだろうけど、そもそも復讐なんて存在しないんだから。
演じるのはヴィン・ディーゼル。撮影がないときはメタボ体型になる意識低い系マッチョらしいです。
元々はジャレッド・レトにオファーがいってたみたいですが、彼は同社ソニピのヒーロー映画『モービウス』の方に行っちゃいましたね。
KT / エイザ・ゴンザレス
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ハーティングにより強化された元負傷兵。海軍出身だとかで、気管支を強化。胸の呼吸器で呼吸します。
ヒロインKTには同じく『ワイルド・スピード』シリーズのマルガリータことエイザ・ゴンザレス。とはいえヴィンとの共演はこれが初かな?
これだけ人気あればスピンオフじゃなくて本家のワイスピにも輸入されそうです。その他の出演作は『アリータ: バトルエンジェル』『ベイビー・ドライバー』あたりかと。
ハリウッド版ゴジラシリーズの『ゴジラvsコング』にも出演します。
ハーティング / ガイ・ピアース
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レイを治療してブラッドショットにした博士。かつての研究仲間を殺すことでナナイトテクノロジーを守ろうとします。
演じるキャストはガイ・ピアース。みんな大好きだよね。『アイアンマン3』の黒幕キリアンや『プロメテウス』シリーズのウェイランド社長あたりが有名かと。
ダルトン / サム・ヒューアン
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KTと同じくハーティングによって治療、強化されたRSTのメンバー。
強化された義足を持っています。ラストの戦いでは脊椎に兵器を付けて強化し、カイリキーみたいになってましたね。
キャスティングされたのはサム・ヒューアン。ドラマ『アウトランダー』の王子様風イケメンのイメージしかなかったので柄悪い兵士役にビックリ。
ティッブス / アレックス・ヘルナンデス
RSTのメンバー。両目の代わりに全身にボディカムが装着されており、普通の人間よりもさらに広い視野を獲得しています。
演じるアレックス・ヘルナンデスは『シカゴ・メッド』などにゲスト出演していたことがあるようで、メインは声優さんっぽいです。たしかにめっちゃイケボでした。
ウィガンズ / ラモーネ・モリス
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レイに協力することになるエンジニア。レイが自身を取り戻すのに協力することになります。ご都合感パネエ役回りです。
ダニー・ボイル監督の『イエスタデイ』などに出演しています。
アックス / トビー・ケベル
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レイの妻ジーナを殺したやつ(本当は殺してない)にはトビー・ケベル。
『ファンタスティック・フォー』や『キングコング: 髑髏島の巨神』などに出演してるのに、いまいちヒットしないよね。顔も濃いのにさ。
映画『ブラッドショット』の感想 ※ネタバレ注意
結論からいうと私は十分に満足できました。久々の映画館なのも影響してるかもだけど。
ヴィン・ディーゼルのアクションはここんところ『ワイルド・スピード』シリーズばっかりなので違うパターンも見れてよかったですね。
映画『ブラッドショット』はまあまあ面白い
まあまあというか普通に面白いです。面白いんですけど、なんていうか凡庸だよねと。
特筆して評価すべき部分がないというのが正直な感想です。アクションもブラッドショットの特色をイマイチ活かしきれてないって感じがしますよね。
撃たれても死なないヤツ、足がめちゃめちゃ強化されてるヤツ、視野がめちゃめちゃ広いヤツと揃いに揃ってるんだから、もうちょっとそれらを活かした戦い方をしてほしかったかなと思いますね。
撃たれても回復するんだからわざと滅多打ちにされるとか、ナノロボット使って飛び道具にするとか。
普通のアクションで、傷ついた時ぐらいしかロクに演出されてなかったのがちょっと残念な感じはしましたね。
あとは文句言いたいのはKTよ。
役割は大きいし良いキャラだったので、今後さらにエイザ・ゴンザレスが人気出そうな感じはあるんですが、いまひとつ弱い。
他のメンバーは強化されているのに対して、KTだけただの呼吸器みたいなもんだよね。オマケにハーティングが簡単に電源OFFにできるから、ただ強制的に働かされてるだけの普通の人になっちゃってる。
ちょっとキャラが弱すぎる感じがします。
今度はガイ・ピアースが記憶を消す番
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この映画見て一番始めに思ったのがなんとなく『メメント』っぽいなと。
『メメント』といえばハーティング役ガイ・ピアースの代表作のひとつで、10分しか記憶が持たない男の話です。
『メメント』のガイ・ピアースが妻をレイプされ殺された犯人探しをする話なんですが、実は『メメント』も何回も復讐する話なんですよね。
こっちは記憶が10分しか保たないので復讐しても忘れちゃって、友人が新しい犯人を用意して何度も復讐させてあげるってストーリーでしたが。
延々と復讐に囚われているところが似てるよね。
記憶をなくし何度も復讐していたガイ・ピアースが、今度は記憶を消して復讐させる側になりました。
『ブラッドショット』の続編について
本作『ブラッドショット』に続編が作られて、ブラッドショット2が誕生するのかは今のところ不明です。
ですが元々本作はフランチャイズ化するつもりで企画がはじまっています。
ソニピを親会社に持つコロンビアピクチャとオリジナルフィルムが協力して5作品に渡るシェアドユニバースが企画されていました。
『ブラッドショット』映画を2作品、同じくヴァリアントコミックスの『ハーブリンガー』を2作品、クロスオーバー作品を1つという流れを予定していました。
とはいえ『ハーブリンガー』の方はパラマウントピクチャの方に権利が移ったようなのでクロスオーバーの話は立ち消えしてしまいました。
さらにヴィン・ディーゼル一人では役不足なのか、本作は世界興行収入が2900万ドル程度とかなり低いものとなりました。制作費には4500万ドルかかってるとのことなので赤字ですね…。
本国の劇場公開は3月だったので、コロナウイルス無視して映画見に行ってるであろう時期ですよね。
中国の影響とかもあるかもしれませんが、ユニバース化どころか続編すら怪しいところです。
最後に
いかがだったでしょうか。
やっぱりヴィンは1人じゃダメなんですねー。ワイスピがあれだけヒットしてるのはミシェル・ロドリゲスや皆ありきのものなんだなと改めて感じました。
めっちゃ久々に映画館行ったことも影響してだと思いますが、とても満足して見終わることが出来てハッピーでした。
どうでもいいけど車インロックしておまけにバッテリーも上がったので全然ハッピーじゃないけど。
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