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デメリットあり【XP-PEN Artist Pro 16】は本当におすすめできるかガチレビュー

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レビュー【XP-PEN Artist Pro 16】

この記事はXP-PEN 様より製品をご提供いただいてレビューしています


「"XP-PEN" ってメーカーの液タブって実際どうなのよ?」
「同じサイズでもモデルがありすぎて、どれ買えばいいかわからん」
「"Artist Pro 16" ってのがカッコいいんだけどどうよ?」

こんな疑問にお答えします。

 

どうもでょおです。昨年は下半期からブログほっぽり出したおかげで、お絵かきで月収60万円越えを果たしました。

はじめて1年未満でこれだけ稼げれば、大満足です。

 

そんな私の、お絵かきで月収60万円を支えた最強のツールが液タブのXP-PEN Artist 15.6 Proです。

XP-PENさまさまな訳ですが、今回XP-PEN様から2021年8月に発売された「XP-PEN Artist Pro 16」を提供いただいたのでレビューします。

このブログの読者にはお馴染みかもしれませんが、私はドン引きするぐらい "忖度しない" ので、メリットとデメリットの本音が聞けますよ。

 

ちなみに普段の趣味絵はこんな感じ。

忙しすぎてカラーラフで挫折した

仕事絵は載せられないので…。ディズニープラスの『マーベル:ホークアイ』から2代目ホークアイのケイト・ビショップです。

 

 

【結論】全員にオススメはしない…?、けど「XP-PEN Artist Pro 16」はマジで良き

【結論】全員にオススメはしない…、けど「XP-PEN Artist Pro 16」はマジで良き

まず結論から言うと、「XP-PEN Artist Pro 16」はマジで本当に良いです。

提供してもらった私としては「え?コレ返却しなくて本当に良いの?」って困惑するレベル。

前回購入した「Artist 15.6 Pro」はぶっちゃけ "所有欲" は低かったんですよね。

性能は十分だったし、付属品もたくさん付いててコスパの化け物だったんですが、質感がちょっと安っぽかった。全体的にプラスチックでオモチャ感が…。

 

一方、「Artist  Pro 16」の方はと言うと、描画性能や色域がパワーアップしててガチクリエイター向けって印象。オマケに質感やデザインまでもが段違い。

間違いなく "Pro" ユース向けですが、いかんせん全ての人間にオススメは出来ない部分もあるかと…。

全員にオススメしない理由

全員にオススメしない理由としては価格が比較的高いから

XP-PENの人に怒られそうですが、XP-PENの最大のアドバンテージって、値段が安いのに性能は他社に引けを取らないってことだと思うんですよ。

 

「Artist Pro 16」はXP-PENの同じ画面サイズの液タブの中でも、値段が高い製品です。

一応ざっくりと価格表みたいなの作りました。

XP-PEN15~16型ラインナップ

「Pro」のつく位置が違う…。ラインナップ分かりにくくない?

同じ画面サイズでなにが違うねん?というと、高ければ高いほど色域と描画性能が上がるみたい。

 

とはいえ「Artist Pro 16」は他社と比較するとめっちゃ安いです。

液タブメーカーの代名詞Wacomの液タブは同じ液晶サイズのエントリーモデルでも7万円オーバー…w

【レビュー】XP-PEN Artist Pro 16のデメリット、ダメなところ

【結論】全員にオススメはしない…、けど「XP-PEN Artist Pro 16」はマジで良き

まずは「XP-PEN Artist Pro 16」のデメリットというか、ダメだったところ、微妙だったところをご紹介します。

スタンドが別売

コレねぇー…。ちょっとショック。

以前購入した「Artist 15.6 Pro」はスタンドまで付属してたんですよね。

正直、スタンドが付属しないのは大きなデメリットだと思います。

 

ただあえて擁護するのであれば、Wacomもスタンド別売りで販売しています。

んでもって「Artist Pro 16」は厚みたったの9mmなので、机に平置きして使うことを前提としているのかもしれません。

スタイラスペンにグリップゴムがない

スタイラスペンにグリップゴムがない

後ろは消しゴム機能が搭載されたペン

たぶん「Artist Pro 16」最大のウリは最新チップ「X3」を搭載したスタイラスペン。

性能こそ大幅に向上したスタイラスですが、個人的には使い勝手は低下したと思います。

ゴムのペングリップがなくなっちゃったんですよね…。

私は1日10時間ぐらい液タブを常用するので長時間使用するのがちょっと不安には感じます。

ケーブルの取り回しがチョイダサ

ケーブルの取り回しがチョイダサ

下側のL型ケーブル端子に変更

「Artist Pro 16」はUSB Type-C端子がL字に変更になったのはすっごい嬉しいんですが、このケーブルが上向きにしか出せなくてちょっとダサい。

ケーブルの取り回しがチョイダサ

下向きに出すと電源ボタンが押せなくなるんですよ。「裏表がない」というType-C端子の最大のメリットをぶっ潰してます…w

やっぱり机に平置きして使うことを前提としてるのかな。

 

仕方ないので以前のストレートケーブルを使おうと思ったんですが、筐体の薄さを極めたせいか、端子の根元が太くて刺さりませんでした。

Artist 16 Proの端子部分

黒い部分がぶっとくてストレート端子はハマらん

左利きの人は画面を逆さにして使うハズなので、ケーブルと机が干渉するかもしれませんね。

【メリット】XP-PEN Artist Pro 16のここが最高!「Artist 15.6 Pro」との比較

【メリット】XP-PEN Artist Pro 16のここが最高!「Artist 15.6 Pro」との比較

裏面はフラット、ゴム足なし

これまで文句ばっかり言ってしまいましたが、「Artist Pro 16」は基本的にめっちゃ良いです。

私がこれまで使ってきた「Artist 15.6 Pro」と比較してのレビューをどうぞ。

描画性能には文句ナシ!明らかに性能アップしたのがわかる

そもそも以前の「Artist 15.6 Pro」でも描画性能に一切の不満がなかったんだけど、それでもパワーアップしてるのがわかる。

 

「Artist Pro 16」はXP-PEN初のX3スマートチップ搭載ってのがウリらしい。

ぶっちゃけスマートチップとか、性能とか私には難しいことは全く分かりません

 

だけど描画性能の向上はシロウトの私にでも体感できるぐらい。

上手く言えないけど、より繊細な動きを捉えてるって感じです。実際ペン先も細くなってるし。

なんていうか手ブレ補正を切った感じ?(その表現でいいのか…。)

 

それから画面もキレイになりました。

色域が広くなってAdobe RGBも99%だからなんでしょうか?同じ輝度にしても発色が良い。

薄い!高級感!デザインがカッコよすぎる

薄い!高級感!デザインがカッコよすぎる

金属製の筐体

箱から出して一番に思ったのがカッケェェェ!ってこと。

ぶっちゃけ「Artist 15.6 Pro」はデザインがダサかったんですよね…。ベゼルもデカいし、筐体は分厚いし、基本的にプラスチック素材。

「所詮は道具だしカッコいいかどうかは重要じゃないよね。安くてこの性能ならダサいのも全然妥協できる」って思ってました。

 

と・こ・ろ・が・よ!

 

「Artist Pro 16」は上位モデル(?)のInnovator 16と筐体を流用しているようで、めちゃめちゃカッコイイんですよね。

全体的に金属ボディなので高級感が半端ない

 

そんでもってベゼルがディスプレイ内にあるので、画面をオフにすると全面フラットになるんですよ。

薄い!高級感!デザインがカッコよすぎる

Xperiaのようなループデザインがイケメソ

 

デザイン面の一番の特徴はなんといっても薄さ。公称値で最薄部9mmとのこと。

Artist Pro 16とArtist 15.6 Proの厚さ比較

上がArtist Pro 16

スマホとかタブレットぐらい薄いです。

「Artist 15.6 Pro」は最薄部11mmだったんですが、コレはあくまで端っこだけ。いわゆるランチパック形状だったので、実質はもっと分厚く感じたんですよね。

薄い!高級感!デザインがカッコよすぎる

圧倒的薄っぺらさ

つまり「Artist 15.6 Pro」は液タブのほぼ全体が約13mm、一方で「Artist Pro 16」は製品のほぼ全体が9mmです。

数字で言われても分からないと思うけど、4mmって相当分厚いよ。500円玉2枚重ねよりも分厚い。

 

さらに厚みだけじゃなく、大きさもコンパクトになってます。

横幅はほぼ据え置きですが、縦幅はめっちゃ狭くなってる。

Artist Pro 16とArtist 15.6 Proのサイズ比較

16インチクラスの液タブはキーボードと共存しつつも広い作業領域が確保できるちょうど良いサイズ

16インチクラス液タブはキーボードと共存できる

これ大きすぎるとキーボードが使えないし、小さすぎると作業領域が狭くなる。

私の場合、ショートカットキーを30個ぐらい常用しているので、キーボードは必須なのです。

ヌルヌルダイヤルずっと触ってたい

ヌルヌルダイヤルずっと触ってたい

シルバーとブラックの二重ホイール

「Artist Pro 16」はダイヤルホイールが2つになりました。

外側のシルバーの部分と、内側の黒い部分がそれぞれ別のダイヤルです。

 

「Artist 15.6 Pro」のダイヤルは安いカーナビのボリュームコントロールみたいにカチカチカチってタイプのダイヤル。

「Artist Pro 16」のダイヤルはオーディオコンポのボリュームコントロールみたいにヌルヌル回るタイプのダイヤルです。

細かい部分だけど高級感をこんなところにも感じます。

 

ちなみに内側の黒いダイヤルは仮想ホイール。実際には回転せずに、指でなぞると回転が認識される仕組み。スゲェ

「Artist 15.6 Pro」で気になった部分がすべて解消

前回の「Artist 15.6 Pro」はコスパ最強だったんですが、地味に気になる部分があったんですよね。

たとえばスタイラスペンのボタン。

「Artist 15.6 Pro」で気になった部分がすべて解消

誤操作対策にボタンの厚みが増してる

ボタンが軽いクセに、ボタンの背が低いから誤爆することがありました。このボタンが高くなりました。

すっごい地味ですが、誤爆防止にかなり役立ちます。

 

それから画面横についているショートカット割り当てできる8つのボタン。

Artist Pro 16とArtist 15.6 Proのショートカットボタン比較

「Artist Pro 16」ではボタンのサイズが縦長のと、正方形のとになっています。

これもすっごい地味だけど、どれがどのボタンか間違えることが減ります。

地味にありがたい付属品いっぱい

「きっとバラ売りなら買わない」って感じの付属品がついているのも地味にありがたいです。

まず替え芯9本とペンケース。

XP-PEN Artist Pro 16のペンケース

ペンケースも金属でカッコいい

マッチ箱タイプのペンケースですが、押すとザシュッって飛び出すポップアップ開閉になってるのが、所有欲くすぐられます。

 

あとはクリーニングクロスと指切り手袋。

Artist Pro 16の付属品

コレ付属してなかったら絶対軍手の指切ったやつ使ってるわ

 

それから保護フィルムの貼り付け済み。

地味にありがたい付属品いっぱい

大きなサイズの保護フィルムって貼るの大変だから地味だけどかなりありがたい。

それからこの保護フィルムが「Artist 15.6 Pro」より良くなってる気がします。もっと傷に弱くてツルツルだった気が…。

古い保護フィルムはもうないので勘違いだったらゴメンなさい。

多分、よくある質問【気になる疑問に全部お答えします】

最後に多分「よくある質問」っぽい疑問についてお答えしたいと思います。

持ち運びとかできそう?外で使える?

一応重さは1kgちょいなので持ち運びは出来るし、適度な重さなので膝上での作業とかも可能ではある。

ノートパソコンでも動くしね。(ワイはASUSのTUFシリーズノートを使用)

もしノートパソコンを使って屋外で「Artist Pro 16」を動かすときは赤い線をUSBポートに刺さないでください。

タブレットみたいに指タッチできる?

出来ません。

「Artist Pro 16 TP」というタッチ機能付きモデルもありますが、お絵かき用途としてはペン入力限定の方がいいですよ。

割と誤タップしますし。(タブレットPCで経験済み)

「Innovator 16」と、どこが違うの?

主に色域とペンが違う。

仕様書をよく見ると「Artist Pro 16」の方が色域が広く、表示エリアが違うのでモニターの種類が異なるのかと思います。

くわえて「Artist Pro 16」はX3 Elite Plusという新しいペンが使われています。

 

ただ筐体サイズが同じなので外側は全く同じなんじゃないかと…。実物見比べてないからわからないけど。

中国製品ってちょっと心配なんだけど?

特に昔の人は中国の製品は危険性があると思って信頼していない人が多いのは知ってる。

でもぶっちゃけ全然心配いらないです

XP-PEN製品を購入して半年以上、ほぼ毎日10時間ほど使用していますが、調子悪くなったり不具合が出たりしたことない。

設定もドライバ入れて一発です。

 

それに仮に不安でも、公式サイト(https://www.xp-pen.jp/product/978.htmlhttps://www.storexppen.jp/buy/artist-pro-16_2021.html)からの購入であれば現在は保証期間が18カ月もあるので安心。

1年以上保証期間があるのはありがたい。

SAI2でも使える?

今どきSAI2を使用しているのは私ぐらいだと思いますが、余裕で使えます。

最近はクリスタに移行しようとして両方使ってるんですが、クリスタも問題を感じることなく動作しています。

【結論】XP-PEN Artist Pro 16は本当におすすめ?

【結論】XP-PEN Artist Pro 16は本当におすすめ?

延々と語りましたが、「XP-PEN Artist Pro 16」はおすすめできます。

  • 使い勝手の良い16インチクラスの液タブが欲しい
  • プロ仕様の本気な液タブが欲しいけど、安い方がいい
  • どうせ買うならカッコいいガジェットがいい
  • ワコム信仰がない
  • 本気でこれから絵で食っていきたい

って人にはベストな液タブです。

 

ただ安いのが欲しいなら「Artist 15.6 Pro」でもいいと思いますし、デザインに惹かれただけなら「Innovator 16」でも良いと思います。

レビュー【XP-PEN Artist 15.6 Pro】おすすめできない?1カ月使ったデメリット

 

だけど、再現できる色の幅がより広い(正確という意味ではない)ものを求める、本気で絵で食っていきたいって人は「Artist Pro 16」が良いのかなと。

マジレスするとどれを買っても失敗しないです。

 

でも液タブってあくまで道具なんですよ。絵が上手くなるために必要なのは液タブではなく「とにかく描くこと」。

勘違いしている人も多いですが、良い液タブを買えば絵が上手くなるワケじゃない

 

だけど液タブがあれば、アナログや指、板タブより圧倒的に作業効率がアップしますし、広い色域があれば色調整にかかる時間も短縮できます。

「買おうかなぁ」「どうしようかなぁ」って悩んでるのであれば、その時間がもったいないですよ。

 

画力はよりたくさんの絵を描いた人についてきます。

 

【XP-PEN】 公式ストア

※定期的にセールしてるので公式サイトが大体は一番安いです

 

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