どうも映画系ブロガーのでょお(@dyoblog_)です。
コロナウィルスがヤバいのでさすがに連日出歩いてるって人はいないでしょう。そんな引きこもりに良いものといえばやはり映画ですよ映画。
コロナなくても引きこもりまくってる引きこもりのプロの私が言ってるんだから間違いない。
というわけで今日見た映画がこちら。
Netflixオリジナル映画
『最高に素晴らしいこと』
みんな大好きエルたんとジャスティス・スミスの共演した学園ラブストーリー。好きなジャンルの映画じゃないですが『オルタード・カーボン』も見終わって見るものなくなったんでね。
感想を一言でまとめると「良すぎた」でした。正直言ってこの手の映画は嫌いなんですが、泣いたどころか嗚咽してしまいました…。疲れてんのかね。
あとサントラ楽曲がかなり良かったので一覧でまとめました。飛ばして読みたい方はこちらからどうぞ→サントラリスト
この記事は映画『最高に素晴らしいこと』のネタバレを含んでいます。未視聴の方はご注意ください。
- 映画『最高に素晴らしいこと』の評価
- 映画『最高に素晴らしいこと』のあらすじ
- 映画『最高に素晴らしいこと』の登場人物・キャスト
- 映画『最高に素晴らしいこと』の感想(※ネタバレあり)
- 映画『最高に素晴らしいこと』のサントラ楽曲一覧
- 最後に
映画『最高に素晴らしいこと』の評価
- 監督: ブレット・ヘイリー
- 原題:All the Bright Places
- 製作:2020年 アメリカ
6.7
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評価が出そろうまでにある程度時間がかかるとは思いますが、今のところまずまず。高評価と低評価に割れている印象ですね。もう少し評価が出そろったら内容を更新します。
本作『最高に素晴らしいこと』ですが主演のエル・ファニングは本作の製作も務めています。
ちなみに2015年に発表された『僕の心がずっと求めていた最高に素晴らしいこと』という小説が原作になっているとのことです。
映画『最高に素晴らしいこと』のあらすじ
心にそれぞれ痛みを抱える2人の高校生が、インディアナ州の名所をめぐる学校の課題に取り組む中で、癒やしに満ちた時間をともに過ごし、深いきずなで結ばれていく。
数か月前に交通事故で姉を失ったバイオレット・マーキー。彼女が橋の上から身を乗り出しているところを見かけたセオドア・フィンチ。
学校の課題のために2人は一緒にインディアナ州の名所を巡ることに。心に問題を抱えている二人は徐々にお互いが支えになっていきます。
映画『最高に素晴らしいこと』の登場人物・キャスト
学園ものなのでそれなりに登場人物はいますが、覚えておけばいいのは取りあえず2人だけ。
バイオレット・マーキー(エル・ファニング)
出典:最高に素晴らしいこと | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
元々は学校の人気者だったけど姉を交通事故で亡くしてからは自分の殻に閉じこもってしまっています。
姉の誕生日に交通事故現場である橋から自殺をしようとしていたところをセオドアが見つけ、徐々に接近していきます。
演じるのはもはや嫌いな人は誰もいないんじゃないかってぐらい人気のエル・ファニング。
とかいいつつ私は全然好きじゃなかったです。この映画見るまでは。
セオドア・フィンチ(ジャスティス・スミス)
出典:最高に素晴らしいこと | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
バイオレットが痛みを抱えてることを知り、外に連れ出したり車への恐怖を克服したりする手伝いをします。
自分もバイオレット同様、胸に悩みを抱えてることから彼女を気にかける訳なんですが、その悩みが序盤では明かされません。ただただ屈託なく明るい男の子のように見えるから余計つらいよね。
演じるのは『名探偵ピカチュウ』や『ジュラシック・ワールド/炎の王国』などの話題作でも活躍するジャスティス・スミス。
エンタメ系だけじゃなく複雑な悩みを抱える高校生役を演じることができるんですねー。これからさらに人気になってきそうな予感。
その他
その他のキャストとしては『X-MEN』シリーズのストーム役などでお馴染みのアレクサンドラ・シップがセオドアのお姉ちゃん役で出演。
セオドアを気にかける学校の先生には『ライオン・キング』のキーガン=マイケル・キー。ヴァイオレットの父親にはルーク・ウィルソンなどが出演しています。
映画『最高に素晴らしいこと』の感想(※ネタバレあり)
出典:最高に素晴らしいこと | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
冒頭でも言った通り『最高に素晴らしいこと』はいい映画でした。
バイオレットのプレゼンのシーンと最後の教会のシーンでボロボロきたよ。
正直言ってNetflixの映画って割とクソ映画多いと思うんですよ。ネトフリ大好きだけど。ついこないだ『マクマホン・ファイル』なんてアン・ハサウェイとベン・アフレック共演してるのに見る価値ないような映画って感じだったんですよね…。
ところが本作は本当に良かったですね。というかここ最近見た映画の中で一番心動かされたんじゃないかと。
やっぱりもっとも影響力があったのはエル・ファニングちゃんかと。いやー彼女の演技ヤバいよね。存在感半端ないイノセントさもヤバい。
多分エル・ファニングがバイオレットじゃなかったら泣かなかったかもしれませんね。それぐらいすごい。
バイオレットのトラウマを解消すべく一生懸命取り組んでいたフィンチ自身が一番トラウマを抱えていて、結局彼はそのトラウマに耐えきれずに自殺。
周りの人々は彼の問題に気づいてあげることが出来ず、助けることができませんでした。フィンチの幼馴染っていう友達が良い例ですよね。
「フィンチが消えるのはいつものことだから」と言って彼の本当の悩みに気付くことが出来なかった。バーで父親の話をあしらったお姉ちゃんも同じようなもの。
映画として本作が良い映画かどうかは人によって異なるでしょうが、辛い思いをしているのに誰の手も借りれない気持ちが分かる人にはスゲー刺さる映画なのかと。
実際現実問題としてここ日本でも若者の自殺問題というものは深刻。こちらのサイトによると2018年10代前半の自殺率は100年振りに高水準になったとか。
日本財団によると若者の4人に1人が本気で自殺を考えたことがあるそう。実際、私も若い頃に自殺を考えなかったと言ったら嘘になる。
そんな中で最も大切なのは周りの人間の手助けしかないのかなと。フィンチは手助けを拒んだわけだけど実際それを望んでいたわけじゃないのは明らかですしね。
とここまで高評価の話をしたとはいえ否定的な部分もなくはない。
音楽で誤魔化してる感じの部分もありますし、ミュージックビデオかよって演出も微妙で退屈だったりします。ロマンスシーンも正直過剰な印象を受けますし、ここまでチュッチュしていらん。
なんていうか序盤のテンションと後半一気に急降下していく落差も割としんどかったりします。そこが狙いなんだろうけど…。
普通にエルたんとジャスティス・スミスくんのラブロマンスを期待していた人は相当衝撃受けちゃうことでしょう。
この手の映画の感想書くのってめっちゃ苦手だからこの辺にしとくね。いまだに吐き気が収まらないので落ち着いて感想書けんかったりもする…。
映画『最高に素晴らしいこと』のサントラ楽曲一覧
最後に愛すべき変人フィンチくんの大好きなサントラ音楽をご紹介。『最高に素晴らしいこと』は音楽もよかったのでね。
Where Do You Go?(Yumi Zouma Remix) / Claire George
Where Do You Go? (Yumi Zouma Remix) - Claire George & Yumi ZoumaをiTunes Storeで見る
『最高に素晴らしいこと』の冒頭、フィンチが橋でバイオレットを見かけた時に聴いていた音楽。
Tank Town / Many Voices Speak
Tank Town - Many Voices SpeakをiTunes Storeで見る
バイオレットの姉エレノアの事故現場を訪れた時、フィンチが聴いていた曲。めちゃめちゃ心地いいよね。
Pumpin Blood (Taken by Trees x Belief Remix) / NONONO
Pumpin Blood (Taken By Trees x Belief Remix) - NONONOをiTunes Storeで見る
マーキー家の庭で勝手に寝てた時のサントラ。
Too Young To Burn / Sonny & The Sunsets
Too Young to Burn - Sonny & The SunsetsをiTunes Storeで見る
カーステの曲ですね。バイオレットをジェットコースターに連れて行った時、車の中でノリノリに歌ってた曲。
エンドロールでも再び使用されたサントラ音楽です。
Nothing's Gonna Stop Us Now / Starship
Nothing's Gonna Stop Us Now - スターシップをiTunes Storeで見る
バイオレットがつけたカーステから流れたダサい80年代の曲。さすがに知ってる人も多いかと思います。
クサいぐらいドストレートな純愛ソングで80年代『マネキン』という映画で使用されました。マネキンが動いてマネキンと恋する映画ねw
本作では他にも映画『モ'・ベター・ブルース』のサントラも使用されています。こちらはデンゼル・ワシントンとウェズリー・スナイプス共演スパイク・リー監督の映画です。
November / Babeheaven
November - BabeheavenをiTunes Storeで見る
フィンチの気分が明るい時はポップソングが使われてるんですが、それ以外の暗い時はオリジナルの音楽が使われてるんですよね。
その中で唯一、暗い時に使われたポップソング。
意地悪な同級生ローマーをぶん殴るちょっと前、思い詰めていた時の曲。
最後に
いかがだったでしょうか。
退屈でノロい映画なのは事実ですが、個人的には刺さるところも多くかなりつらい映画でしたね。
共感できる人ほど評価が高く、そうじゃない人ほど評価が落ち込む映画になるんじゃないでしょうか。とはいえ比較的アタリ映画だったのは間違いないでしょう。
何でもできちゃう大人気のエルたんは本作『最高に素晴らしいこと』でさらに株をあげたんじゃないでしょうか。
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