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シビルウォー/キャプテンアメリカ|これはアベンジャーズでやれ

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【感想】シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ『これはアベンジャーズでやってくれ』

(C)2016 Marvel All rights reserved.

 

 

どうもでょおです。
現在、マーベルシネマティックユニバース関連の記事を増量するため過去作品の感想記事を今更ながら投稿しています。一応新しい順に補完していってるので今回はフェイズ3の一番始めの作品「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の感想記事です。
公開から時間が経ってますのでネタバレありの感想記事になります。それではどうぞ。

 

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカのあらすじ

人類の平和を守るためのアベンジャーズによる戦いは、全世界に拡大。
多くを救う反面、その人的・物的被害は膨大なものになり、ついにアベンジャーズは国際的な政府組織の管理下に置かれる事態に。
一般市民を危険にさらしたという、罪の意識を持つアイアンマンことトニー・スタークと自らの行動は自らが決めるべきという信念のキャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースは、それに強く反発する。
彼らの対立が生み出す一触即発の緊張の中、壮絶なテロ事件が発生。
犯人として、キャプテン・アメリカのかつての親友ウィンター・ソルジャーことバッキーが指名手配された。
"過去"を共にした無二の親友か、未来を共にするはずのアイアンマンら仲間との友情か。
ふたつの絆で揺れるキャプテン・アメリカの決断は、最強チーム<アベンジャーズ>を二つに引き裂く"禁断の戦い"を告げるものとなるのだった…

出典:マーベル公式

ようはアベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンからの続きで「ヒーローのくせに街を吹っ飛ばしたから政府に登録しろ」って内容の協定が出来上がり、それに賛成派と反対派が対立して仲間割れするって話です。
そう思うと日本のウルトラマンって平和だよな。転んだだけで一体何人の人が犠牲になるのか、なんで誰も文句言わないのか。

DCも同じことしてたけど…

【感想】シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ『これはアベンジャーズでやってくれ』

Courtesy of Warner Bros. Pictures/ TM & (C) DC Comics
(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC

ヒーローが悪と戦うために犠牲になる人々は少なからずいるわけで、シビル・ウォー/キャプテン・アメリカの少し前に公開された、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」でも同じことをやってたわけです。バットマンはスーパーマンとゾッド将軍の戦いでの被害を見て、引退していたバットマンを再会、スーパーマンを倒すことを決意します。ある意味では「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」のヴィランであるジモと同じ行動原理です。
そんなDCの「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」ですが色々とツッコミどころ満載でそれ以外に深堀する部分もなく失敗に終わりました。

それに対して「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」この作品はヒーローはどうあるべきかという問いに対して、ヒーローはこうあるべきという答えがないということを鑑賞者側に伝える作品でした。トニーのような考えを持つヒーローもいればキャップのような考えを持つヒーローもいます。どうあるべきか、何が正解かをはかる事はできないのです。

DCとマーベルは似た者同士のようで実は全然違いまして、マーベルに対して歴史が深いDCコミックは長寿シリーズが多いためどうしても勧善懲悪もの、クセの少ないヒーローが多いです。それに対してマーベルはキャラクターの歴史が浅い物もたくさんあり、比較的新しいヒーローがたくさんいます。なのでキャラクターの個性も多様で全てが全てヒーローではありません。パニッシャーやゴーストライダーのような誰かから見るとヒーローで誰かから見ると悪人というキャラクターもたくさんいます。

つまりこれらのキャラクターもヒーローとはこうあるべきだという事に正解がないことを教えてくれます。

アクションシーンはMCU随一

もちろん作品自体は非常に見応えがありました。ニュースパイダーマンとブラックパンサーのお披露目があり、「禁断の戦い(チームバトルw)」もあり見応えが十分にあります。個人的にはハーレーで逃げるバッキーをブラックパンサーが追いかけるシーンが好きでしたが見所はそこではなく、ヒーロー大合戦の部分。

キャプテン・アメリカとアイアンマンに賛同するヒーローたちが戦いを繰り広げます。新生スパイディはホスの戦いでAT-ATを倒すシーンを巨大化したアントマンで再現したり。アントマンは小さくなってホークアイの矢に乗っかったりと個々の個性が活かされたアクションシーンでした。

これはアベンジャーズでやってくれ

個々の個性が活かされた「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」は全員の行動原理や感情が深く描かれた良作ですが、これってキャプテン・アメリカの映画としてどうなの?って話です。皆の事を描きすぎてキャプテンへの掘り下げが手薄になってますし、キャップを主人公にするためにトニーを意図的に嫌いになるように描かれている気さえします。
落ち着いて考えると気の毒なのはトニーの方で親友ローディが半身不随にされ、親の死が事故ではなく殺害だったことが判明しました。なのに頭の固い保守的で嫌なやつに見えるように意図的に描かれていました。

正直これはキャプテン・アメリカの単体作品ではなくアベンジャーズでやってくれと思いました。単体作品に登場する他のヒーローはあくまで脇を固めるためだけの役に徹してほしいと思います。
たしかにアベンジャーズでやると若干見劣りするところはありますがここまでのボリュームなのでアベンジャーズの外伝的な感じでして、キャップの単体作品は「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」のような面白い作品にしてほしかったところがあります。

終わり

とはいえ「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」は非常に面白くて盛り上がる作品でした。エンディングで二人は一応仲直りした訳ですが「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」ではまだわだかまりもあり、解消していないようですのでアベンジャーズ4での展開が気になるところです。アベンジャーズ4は来年2019年公開予定です。

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