どうも映画系ブロガーのでょお(@dyoblog_)です。
疫病の流行が原因でブロックバスター映画がことごとく延期ですね。このブログは映画で成り立っているようなものなので、普通に死活問題です。マジで生活に影響出ます。
さてさて仕方ないので今日はネトフリ映画の感想。
Netflixオリジナル映画『ロストガールズ』
どこにでもありそうなタイトルなのでもう少しひねってほしかったのですが、原題もこれと同じなので仕方ないですね。
うわぉッおもしれぇって映画ではないのですが実話ベースでして。これが実話なのかと思うと心打たれる映画でした。
というわけで感想評価をどうぞ。
この記事はNetflixオリジナル映画『ロストガールズ』のネタバレを含んでいます。未視聴の方はご遠慮ください。
- Netflixオリジナル映画『ロストガールズ』の評価と概要
- Netflixオリジナル映画『ロストガールズ』のあらすじ
- Netflixオリジナル映画『ロストガールズ』の登場人物・キャスト
- Netflixオリジナル映画『ロストガールズ』の感想
- 最後に
Netflixオリジナル映画『ロストガールズ』の評価と概要
まずは『ロストガールズ』の概要と評価をご覧ください。
- 監督:リズ・ガルバス
- 原題:Lost Girls
- 製作:2020年 アメリカ
6.2
71
38
となっております。
まあ概ねこんな感じでしょうね。私は基本的に映画に評価をつけない主義ですが仮に付けたとしたらこれぐらいになると思います。
この映画は実話がベースの小説が原作となっています。
「実話→小説→映画」
といつものパターンです。興味があったので調べてみたのですが、どうやら原作小説は日本語には翻訳されていないっぽいです。
こんなに悲劇的な話があるのに翻訳されてないってなんかもったいないっていうか悲しいよね。
Netflixオリジナル映画『ロストガールズ』のあらすじ
失踪した娘を捜すうち、数々の未解決殺人事件の存在を知った母親が、真実と正義を求めて闘い続ける。実話に基づくドラマ。
ネトフリいつもの雑あらすじです。明日からワイがあらすじ書いたろかホンマ。
主人公はエイミー・ライアン演じるメアリーの娘シャナンが家族でディナーをするのをすっぽかしたところから始まります。
最初はいつものことと気にしなかったエイミーですが様子がおかしいことに気が付き、シャナンの妹2人を連れて捜索開始。
さらには金持ちばかりが住んでる地域で売春婦が度々行方不明になっている同様の事件がある。
ところがシャナンの仕事が売春婦であるということから警察はマジメに事件に取り組んでくれない訳です。
メアリーは娘のシャナンを見つけることができるのか、そしてシャナンは生きているのか。
そういった映画に仕上がっております。
Netflixオリジナル映画『ロストガールズ』の登場人物・キャスト
登場人物、キャストで注目したいのは主演のエイミー・ライアンぐらい。この辺りはサクッとご紹介していきやすね。
メアリー・ギルバート / エイミー・ライアン
出典:ロストガールズ | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
行方不明になった娘を探すのに奔走するメアリー役にはエイミー・ライアン。
このメアリーのクセがすごいんですよね。貧困層だということもあり、まずとんでもなく口が悪い。娘は割と普通なのが違和感あるぐらいのDQNBBAなんよ。
行方不明になった娘は養子に出してて、彼女に金をせびってたとか。部分だけ切り取るとメアリーが悪者のようにも見えなくない。
ベンアフ監督の『ゴーン・ベイビー・ゴーン』で娘が行方不明になった役を演じたエイミー・ライアンが、再び娘を誘拐された役で出演。
キャラかなり被ってます。
ドーマン総監 / ガブリエル・バーン
出典:ロストガールズ | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
事件を担当する刑事。
そもそもこの事件は未解決事件なのでアレなんですが、どことなく警察怪しいんじゃね空気が流れてます。そんな中で比較的協力的なのが彼。というか協力しないとカンシャクBBAが怖いので真剣に事件に取り組んでる感あるというか。
そもそも売春婦の捜査なんかしてられっか姿勢の警察たちが悪いんですが。
演じるのはガブリエル・バーン。『ユージュアル・サスペクツ』や『エンド・オブ・デイズ』の人って言ったらわかるんじゃないでしょうか。
あと最近だと『ヘレディタリー/継承』の父ちゃんね。
トーマシン・マッケンジー
メアリーの次女役には『ジョジョ・ラビット』のトーマシン・マッケンジー。誘拐されたお姉ちゃんの異変に一番初めに気がつく。
ウーナ・ローレンス
メアリーの三女にはウーナ・ローレンスちゃん。
どっかで見たと思ったらアレだよ。『サウスポー』でジェイクの娘役やってたメガネの子。
Netflixオリジナル映画『ロストガールズ』の感想
ここからは映画『ロストガールズ』のネタバレを含みますのでご注意ください。
感想を一言でまとめるとまあまあ面白かったというところ。
そもそも実話ベースだけど未解決事件とはじめに断りがあるので、脚色にもある程度余白がある。怪しい人物はいるものの犯人はわからないし、ミステリー要素はあるけど謎解きものとしては楽しめません。
この映画はエイミー・ライアンのガラの悪い演技を楽しむ映画です(デデンッ)
もうなんていうか「彼女の演技で成り立ってる映画」と言っても全然OKなぐらい。
先ほども言った通りこの実在の事件は未解決の事件です。なのでオチがありません。それはそもそも映画の主題ではないので問題ないんですよね。
未解決事件を描いた有名作と言えばデヴィッド・フィンチャーの『ゾディアック』なんかがありますが、あんな感じの気味悪いサスペンスっぽさもないんですよね。
良くも悪くも残された者の視点のみで構成されてるので、シリアルキラーに対する恐怖感がないのよな。グロテスクな殺傷シーンとかもほぼないので。
なんだか雰囲気はフィンチャー風。
どちらかといえば役立たずな警察やモラルのないメディアへ矛先が向いてる。「メアリーvs殺人鬼」or「メアリーvs警察&殺人鬼」の構図ではなく、「メアリーvs警察」の構図なんですよね。
なので恐怖を感じるサスペンスではなく警察に対するイラ立ちを感じる映画になっています。この映画微妙やなと思った人はそこに原因があるんじゃないでしょうか。
あとは全体的に殺人事件以外の比重も多くない?ってことかな。
行方不明になったシャナンが躁鬱で、実は三女も躁鬱だった設定もあまりうまく作用してない気がします。
同じく家族が誘拐殺人の被害を受けた売春婦のキムが、再びセックスワーカーとしての仕事に戻るのとかも蛇足っぽく感じてしまう。
そもそもの意図としてはセックスワーカーとして働く女性たちにも人権があり、彼女たちにも彼女たちなりの意見があるということを伝えたかった感じ。
なのにどうもそれが伝わりにくいってのが一番問題なんじゃないかと思いますね。いっそのこと当事者にインタビューするドキュメンタリーにでもしちゃった方がよかったんじゃないとも思います。
ポジショントークになっちゃいますが危険な仕事を選択したのは彼女たち自身ですし、もちろん罪を犯した人そのものが一番悪いんだけど。
彼女たちの死を風化させないとか、理解しろ的な立ち位置から描くのであればもう少し彼女たちに共感できるよう、なぜその仕事に就いたのかというバックボーンを描いてほしいと思いました。
やっぱり上映時間そのものも短いので、いつものNetflixオリジナル作品って感じですね。今一つ物足りない感はぬぐえません。
最後に
いかがだったでしょうか。
今日は比較的に短い感想となりました。たまにはいいよね?ヒドい時はこの記事の3倍くらいの文字数とかになっちゃってるから、逆にサクッと読めてよかったんじゃないかと自惚れ。
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ではまた。
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