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どうもでょおです。
皆さんターミネーター最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』はもう観に行って来られましたか?
私は封切り日に見に行ってきたんですが、まだ興奮が冷めておりません。(色んな意味で…w)
まあ色々言いたいことがあるのは間違いないんですが、個人的に深く掘り下げたいなと思ったことは「リージョン」ですね。
これまで通算5本の映画をリリースして来たターミネーターシリーズですが、突如リージョンなるものが登場したので、「リージョンってなによ?…」って感じでした。
ということで今日は『ターミネーター:ニュー・フェイト』に登場するリージョンとは何なのかについてちょっと掘り下げたいと思います。
言うまでもなくこの記事には『ターミネーター:ニュー・フェイト』のネタバレを含んでいますので未視聴の方はご注意ください。
そもそもスカイネットとは
ターミネーター(字幕版)
スカイネットってようはターミネーターシリーズに登場する悪者のことなんですが、何なのか詳しくわかってない人もいると思うので念のため説明します。
スカイネットというのは、2029年の核戦争後に人類へ反乱を起こした人工知能のことです。いわばターミネーターたちの親玉にあたります。
開発したのはサイバーダイン社というテクノロジー会社でした。『ターミネーター2』に登場したダイソンなんかが有名な社員ですね。
その後、サイバーダイン社からターミネーター開発のきっかけとなるマイクロチップなどを奪ったことによってサイバーダイン社がスカイネットを開発することはなくなりました。
ところが『ターミネーター3』ではサイバーダイン社に代わる政府機関「サイバー・リサーチ・システムズ」通称CRSがAIのスカイネット開発に着手し、結果としてスカイネットが暴走をはじめ審判の日が起こりました。
リージョンはスカイネットではないAI
『ターミネーター:ニュー・フェイト』では『ターミネーター2』の出来事でサイバーダイン社がスカイネットを開発することはなくなりました。
スカイネットによる審判の日自体は回避できたわけです。
ところがスカイネットではない別のAIシステムであるリージョンというものが誕生しました。スカイネットとは完全に別モノであるAIだと思いますが、シリーズにおける役割はこれまでのスカイネットと全く同じです。
これまで登場したターミネーターはT-○○という名前が付けられていましたが、親玉が変わったことで名前がREV-○○というものに変わったようです。『ターミネーター:ニュー・フェイト』の劇中ではREV-9とREV-7というものが確認できました。
リージョンはある日、電気やインターネットなどのライフラインを遮断して人類との戦争を開始し始めます。
その翌日に政府はEMPを使ってリージョンを倒そうとしますが失敗。3日目にリージョンは核兵器を発射、核戦争世界が誕生します。
リージョン=レギオン
『ターミネーター:ニュー・フェイト』に登場したリージョンという言葉ですが、読み方を変えるとレギオンになります。
日本ではこっちのレギオンの方が馴染がありますね。ガメラの敵やX-MENのドラマになったレギオンと同じ意味です。
レギオンは元々、新約聖書のマルコによる福音書に登場する悪霊のことで軍団を意味します。
たくさんのターミネーターがいることからリージョンの名が付けられたのかと思いますが、もしかするとAIそのものがたくさんのバラバラのものから誕生したのかもしれませんね。
リージョン誕生について『ターミネーター:ニュー・フェイト』では詳しく語られませんでしたが、続編ではこれらについて詳しく言及していく予定だったのかも。
今となってはお蔵入りの可能性が高いですが。
つまり審判の日を回避することは不可能である
『ターミネーター2』でスカイネットの誕生を阻止することには成功したものの、その後はリージョンというAIが誕生しました。
つまりリージョンの誕生を仮に阻止したとしても、新しいAIが台頭してくるということです。
サイバーダイン社の代わりにCRSが誕生し、スカイネットの代わりにリージョンが誕生した。堂々巡りですね。
AIの台頭、審判の日を回避することは不可能であるということが『ターミネーター3』に引き続いて、『ターミネーター:ニュー・フェイト』でも語られたということになります。
『ターミネーター:ニュー・フェイト』でグレースが未来から来た理由も「審判の日」回避ではなく、「審判の日」以降に活躍して人類を率いるダニーを守ることでしたよね。
新しい未来での人類軍はそもそも審判の日を回避することが不可能という考えに至っているワケです。
最後に
いかがだったでしょうか。
やっぱりターミネーターシリーズって本当は面白いし、もっと人気のフランチャイズになってほしかったんですが、やはり興行的失敗は避けられないもはや過去の映画になってしまったようです。
世間的に飽きられてる印象も否めませんし、しばらく時間あけて20年後くらいにリメイクするといいかもしれませんね。
スカイダンス、パラマウント、FOXの共同出資だったみたいですし、映画化権を持ってるスカイダンスにとっては特に大きな痛手だったんじゃないでしょうか。
とはいえターミネーターシリーズは駄作と言われるT3ですら、一定の層にはカルト的人気を誇っています。
もし過去のターミネーターシリーズの復習がしたい場合は全作配信中のHuluでどうぞ。改めてみると新しい発見があるかもしれません。
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