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ネタバレ感想【ヴェノム】15年前の映画かよってぐらいベタベタな映画

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映画『ヴェノム』のネタバレあり感想記事

(C)&TM 2018 MARVEL

どうもでょおです。

全世界ですでに興行収入5億ドルを突破したソニピとしては珍しい大ヒットを記録している映画『ヴェノム』がようやく日本でも公開されました。

ソニーピクチャーズの映画事業があまりよろしくないのはもはや周知の事実ですがどうやらヴェノムの成功はすでに約束されたようにも感じられます。映画市場で最も大きな分母を持つ中国での公開もまだ控えていますので興行収入はまだまだ伸びるものと思われますね。

さて今日はそんなヴェノムのネタバレ感想記事を書きたいと思います。まだ映画ヴェノムを見ていないという方は下記の記事で「復習記事」と「ネタバレなし版感想記事」を書いていますのでそちらをどうぞ。

【ヴェノム】のことちゃんと知ってる?たった5分で予習 スパイダーマン
ネタバレなし感想【ヴェノム】原作無視でスパイダーマンの面影ねぇ

映画『ヴェノム』のあらすじ

「誰もが望む、歴史的偉業」を発見したというライフ財団が、ひそかに人体実験を行い、死者を出しているという噂をかぎつけたジャーナリストのエディ・ブロック。正義感に突き動かされ取材を進めるエディだったが、その過程で人体実験の被験者と接触し、そこで意思をもった地球外生命体に寄生されてしまう。エディは生命体が語りかける声が聞こえるようになり、次第に体にも恐るべき変化が現れはじめる。

出典:ヴェノム : 作品情報 - 映画.com

ヴェノムのオリジンは原作コミックとは大きく異なるものになりました。ライフ財団が持ち帰った宇宙からの生命体「シンビオート」。その実験中に潜入した記者エディがたまたまシンビオートに寄生されてしまいます。

なんていうかね、このオリジンもどことなくありきたりというか、純アメコミヒーロー的な誕生シーンです。サム・ライミ版スパイダーマンも実験中のクモにたまたま噛まれて能力を手に入れるとかあったよね。

このオリジンが何となく15年前のスーパーヒーロー映画のような予定調和的ストーリーです。

映画『ヴェノム』のキャスト

  • エディ・ブロック/トム・ハーディ
  • アン・ウェイング/ミシェル・ウィリアムズ
  • カールトン・ドレイク/リズ・アーメッド
  • ローランド・トーリス/スコット・ヘイズ
  • ダン・ルイス/リード・スコット

トム・ハーディが演じるエディ・ブロックは珍しく普通の人。クセの強いキャラを演じることが多いので一般人を演じるとなんとなく違和感さえ覚えてしまいます。ヴェノムに寄生されていくのを熱演しました。

この辺りは結構控えめだったよね。あまり重々しくなかったし、かなり正常。『ゴースト・ライダー2』のニコラス・ケイジ並みのぶっ壊れたものが見れるのかと期待していたのでちょっと残念。

ヒロインのアンことアニーにはミシェル・ウィリアムズ。ミシェル・ウィリアムズって役によって美人だったり美人でなかったりと演じ分けもきっちりできるような演技は女優ですから映画『ヴェノム』のような娯楽作でもきっちりと魅了してくれます。

これまでちょい役が多かったリズ・アーメッドが敵役ドレイクを熱演。意外にもこれが良かったです。顔が優しそうだからどうなんだろうと思ってましたが目的を成し遂げることしか見えてないところとか結構怖くてヤバいやつでした。『ヴェノム』シリーズ初回ということもありヴィランのぶっ飛び具合は控えめでしたけどね。

映画『ヴェノム』のネタバレ感想

エンドロール(エンドクレジット)について

エンドクレジットの途中でいきなりスパイダーマンのアニメーションがはじまり、ワケわからんという方もいたんじゃないでしょうか。

あれはソニーピクチャーズエンターテイメントのスパイダーマン映画の次回作『スパイダーマン:スパイダー・バース』の特別映像になります。

『スパイダーマン:スパイダー・バース』は色々な次元のスパイダーマンが何人も登場するストーリーの作品です。映画の特別映像でも2人のスパイダーマンが登場しましたよね。

ソニピが持ってるマーベルコミックのヒーロー映像化権はスパイダーマンだけなので、スパイダーマンで色々工夫した作品作りが必要なんですね。

敵キャラ(ヴィラン)について

映画『ヴェノム』の登場した敵キャラヴィランはライオットというキャラクターでした。

映画の設定としては宇宙人「シンビオート」の部隊隊長という設定でした。シンビオートたちは彗星に乗って寄生できる相手の星を侵略するつもりで漂っていたようですね。

『ヴェノム』という名前は黒いシンビオートの名前だったわけですね。原作だとシンビオートとエディの共生体がヴェノムだった気がするんですが。

ライオットが登場した時はてっきりカーネイジかと思いましたね。ヴェノムとカーネイジの大きな違いの一つに分裂可能かどうかというものがありまして、カーネイジはヴェノムと違い体を飛び道具として使えるのでそれかと思いました。

ヴェノムとエディのバディムービー

映画の設定自体は今風で新しいものではありますが、それを取り外すとかなりありがちなもの。ヴェノムに寄生されたエディブロックの話といえばそうなんですが、それ以上に15年前のバディムービーのような映画でしたね。

正義感の強い普通の人間であるエディと宇宙人であるヴェノムの奇妙なバディムービーでした。手を上げるエディに対してダサいと手を下げるヴェノム。一つの体を二人で共有するバディムービー、そんな構図の映画でした。

バディムービーとして楽しめるかどうかが、この映画を楽しめるかどうかだと思います。ダークなアンチヒーローのくせにバカみたいな掛け合いをするのが嫌いではないのなら楽しめると思います。

ライオットを倒す時に命を掛けて宿主であるエディを助けたり、何故か侵略しに来た星を気に入って自分たちの種族の繁栄を諦めたりする辺りが昔の映画みたいに単純です。

自分の星では自分は負け犬だけど、この星で同じ負け犬という共通点を持ったエディと組むと完璧なバディになるという設定もなんとなく懐かしいです。

こじんまりしていた

個人的にこれは大正解。宇宙船が出てきたり地球侵略の危機にあったといえども比較的こじんまりとしていて話が一つの街で収まってたところも好印象でした。

最近の映画はとにかく規模が大きく話が広がりすぎている印象があるのでよかったですね。この辺りは今後ユニバースを拡大するときのために余力を残しているのかもしれません。

最後に

正直批評家の意見も結構わかります。たしかにありがちな内容の映画を奇妙な設定で描いた作品で、原作のオリジンは全くないものです。

ですがエンタメヒーロー映画としてはかなりおもしろく、かっこいいものでした。ソニピの最近のスパイダーマン映画は失敗が多かったです。ホームカミングシリーズが成功したのはまぎれもなくMCUの力を借りたからですが、それがなくてもソニピは良いヒーロー映画を作ることができると映画『ヴェノム』で証明しましたね。

ここまで成功を収めたのですから次回作の製作も期待してよさそうです。

ではまた。

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