出典:https://www.youtube.com/watch?v=_Swv_uTEyGo
どうもでょおです。
ようやく『ルーク・ケイジ シーズン2』を観終わりまして。この間までは1話おきに感想記事を書いていたわけですが、すっかり忘れてしまい最終的に『ルーク・ケイジ シーズン2』全体の感想評価を書くことになってしまいました。
で、その感想評価なんですがラストの展開に結構面喰いました。いつも通りこの記事はネタバレありの感想評価になっています。
ブッシュマスターがかっこよすぎる
もうこれまでの感想評価で散々書いてきたことなんですが、ブッシュマスターがかっこよすぎてなんの。ただストークス家に恨みを抱いているだけのヴィランなのですが、その強い執念に基づいて行動する彼は本当にかっこいいですね。
ストークス一族を滅ぼすこと以外は基本的に悪い奴じゃないところもあり、ストークス家という悪魔を滅ぼすという正義の元行動しています。
残忍で強烈なヴィランでありつつも自身の体がナイトシェイドに蝕まれながらも目的を果たそうとする意志の強さがかっこいい。
『ルーク・ケイジ シーズン2』の後半ではルークと共闘するシーンもあり、このドラマの見どころの一つにもなっています。
『デアデビル シーズン2』でデアデビル以上に活躍したヴィラン、パニッシャー程ではありませんが、ヴィランでありアンチヒーローであるブッシュマスターは本当にかっこよかったです。
調べてみるとコミックでは半身蛇の怪物みたいなヴィジュアルなんですね。
引用:Bushmaster (Marvel Comics) - Wikipedia
画像の半身蛇人間は2代目ブッシュマスターでドラマシリーズに登場したブッシュマスターは初代ブッシュマスターをモデルにしているようです。初代ブッシュマスターはルークと同じ実験で力を手に入れたという設定のようです。
ティルダの正義
ブッシュマスターことジョン・マクアイバーが命をかけて殺そうとしたマライア。ルーク・ケイジが必死になって守ったマライアは最終的に自身の娘であるティルダに殺されてしまいました。
自分が叔父と姪の間に生まれた娘だと知らされたことも後押ししたとはいえ、最終的にブラックマライアを葬ることを正義とし、自身で手をかけることにしました。
ティルダはコミック版だとナイトシェイドというヴィランのようです。もちろんナイトシェイドはドラマ版でブッシュマスターの能力を引き出した薬草のことです。
ルークケイジがヴィランになる
そして何より衝撃的だったのがラストですよ。マライアが死んだことによりナイトクラブ「ハーレムズパラダイス」がルークケイジに相続されることになりました。
ルークがこの後、ハーレムズパラダイスを焼き払うべきだと言ったときはほっとしたんですが結局のところハーレムズパラダイスを運営していくことを決め、犯罪組織とも(正義のため)取り引きを行うことが示唆されました。
『ルーク・ケイジ シーズン2』ではマライアやブッシュマスターの活躍でルークの影が薄かったですが、思えば彼が自身の正義感に悩まされていたことはシーズン初回からでした。
初めの頃は真っすぐで純粋な正義を掲げ、曲がったことすら許さなかったルークですが、これが原因で徐々に暴走をはじめるようになり、父と和解することで解消されました。
その結果、正義のためには手段を選ばずたとえマライアのようなヴィランでも必要であれば手を組み、最終的には自分自身が犯罪組織をコントロールすることでハーレムに平和をもたらすことにしました。
それぞれの正義
ブッシュマスターやティルダ、ルークケイジがそれぞれの正義の元に行動しました。もちろん彼らだけではありません。
『ルーク・ケイジ シーズン2』のメインヴィランであるマライアはハーレムを愛し、ハーレムに尽くしてきたのは事実です。マライアの暴走を止めることができず、ストリートのルールに常に忠実に従っていたシェイズがマライアを売ったのもある意味で一つの正義です。
ミスティ・ナイトも正義を行うためスカーフと同じ過ちを行おうと葛藤しました。
そんな中、ひと際、正義のためにつくしたルークの父親ジェームズでした。牧師として父としてルークの魂を救い、ルークは再びハーレムのために戦うことができるようになりました。残念ながら演じたレグ・E・キャシーは亡くなられたとのこと。
感想評価のまとめ
多少ごちゃごちゃしたところはありましたが『ルーク・ケイジ シーズン2』は面白かったです。前作ほど痛快なものではありませんでしたが、前作以上に正義というもののあり方を描いた複雑な作品で、Netflixマーベルドラマシリーズの傑作の一つといっていいでしょう。
ルーク・ケイジ シーズン2感想第1話
ルーク・ケイジ シーズン2感想第2話
ルーク・ケイジ シーズン2感想第3話
ルーク・ケイジ シーズン2感想第4~6話
ルーク・ケイジ シーズン2感想