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どうもでょおです。
この感想評価を書き始める前にまずはため息をつかせてください。
はぁ~っ
さて行って参りました。『アベンジャーズ/エンドゲーム』。いやもうね、ため息つかずにはいられない程にすごいんですよ。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』が面白かったとかつまらなかったとか、傑作だったとか駄作だったとか、もはやどうでもいいんですよ。
ただただすごかった。泣いたり笑ったり興奮したりと色々な感情が入り乱れる作品でした。
早速、感想評価していきたいところなんですが、まだ公開まもないのでとりあえずネタバレなしで感想評価していきたいと思います。
ネタバレなしの感想って普段は書くの苦手なんだけど、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の場合はスラスラ書けそう。それぐらい感情が入り乱れる映画でした。
まだ見ていない方も読めるようにネタバレなしでお届けしますが、ニュアンスすら受けとりたくないという方は是非他の記事へどうぞ。
【アベンジャーズ/エンドゲーム】目前!たった5分で最低限の復習と解説
『アベンジャーズ/エンドゲーム』のあらすじ
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の結末をもって、アベンジャーズとガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは、サノスに敗れ去った。アベンジャーズとガーディアンズのメンバーを含む全宇宙の生命の半分が一瞬で消滅したが、残されたヒーローたちは悲しみに暮れながらも再集結する。彼らは宇宙を救うために、再びサノスとの戦いに挑む。
もう、これ以上は一切補足できないですね。何言ってもネタバレになってしまいそうな感じです。
サノスとの戦いに敗れて全宇宙の半分が消滅した世界で、彼らが再びサノスとの戦いに臨む。もうホントこれしか言わねーよ。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の感想評価
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『インフィニティ・ウォー』が 陽で『エンドゲームが』陰
元々、一番初めに『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の製作が始まったとき、インフィニティウォーは前編と後編に分かれると言われていました。そしてご存知の通り「インフィニティウォー後編」は 『アベンジャーズ/エンドゲーム』として別の映画として公開されることになりました。
ですが『アベンジャーズ/エンドゲーム』にはその名残があります。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と『アベンジャーズ/エンドゲーム』は対になる作品です。陰と陽で、昼と夜のような作品です。
当然エンドゲームのストーリーはインフィニティウォーとは全く異なりますが、 「前作と正反対の作品だ」という感想です。
前作すら前座になる『アベンジャーズ/エンドゲーム』
前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は総勢60人ほどのスーパーヒーローが登場し、まさに世紀のお祭り映画といった超大作でしたが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』はそれをはるかに凌駕する映画でした。
あんなお祭り映画でさえただの前座だった、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のための余興だったんだなと圧巻でした。
ありとあらゆる衝撃がある
前作のラストでサノスが指パッチンをして全宇宙の半分を消滅させた出来事は、観覧者全員が衝撃を受けたでしょう。
今作『アベンジャーズ/エンドゲーム』ではある意味それ以上の衝撃があります。割と結構小出しに。
胸アツな衝撃や、思わず泣いちゃう衝撃、衝撃ならぬ"笑"撃。とにかく色々な衝撃的なシーンが多数ありすぎます。
1分も見逃してはいけません。本当にもったいないからマジでトイレ行っちゃダメ。思わず隣の人にジュース飲むのやめとけって言いたくなったもん。
どのヒーローが一番よかった?
ネタバレなしで一応この話もしておこうかと。
前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では覚醒したソーが新たな武器ストームブレイカーを手に入れたことなどもあり、ソーが最高にかっこよかったです。ガーディアンズとの掛け合いも軽妙で中でも"ウサギ"のロケットとのコンビは最高でした。
この映画で一番よかったのは、ありきたりな回答だけどアイアンマンことトニー・スターク。
『アイアンマン』がかっこいいって皆は評価してるけど、私は正直な感想アイアンマンがこれまで好きじゃなかったです。確かに本当は正義感溢れる良い人なわけですが、傲慢で不真面目で嫌いでした。
私は完全に真面目なキャップ派です。
ですが『アベンジャーズ/エンドゲーム』ではやっぱりトニー、アイアンマンが本当にかっこよかった。
次点でキャプテン・アメリカ。"高潔な心"を持ったスティーブはこの映画ですごくワクワクさせてくれて、すごく感動させてくれました。キャップのことはネタバレになりやすいのであまり語りません。
本当にキャップには拍手を送りたい。もちろんトニーにもなんだけど。
あとは意外なところでネビュラですかね。以前書いた下記の記事でも言ったんですけど私ネビュラがめっちゃ好きなんですよ。
以前書いた記事はこれ→完全版【アベンジャーズ/エンドゲーム】目前!たった5分で解説と復習
ネビュラってこれまであまり深く描かれてこなかった印象なんですよね。元々敵だったし、正式にガーディアンズへ仲間入りした訳じゃないし。そんなネヴュラが結構しっかり描かれていて、オマケにチャーミングなシーンを見ることも出来ました。
このシーンネヴュラがめっちゃ可愛かったので正直な感想、ここを一番評価したいぐらい。
泣きどころは6回以上ある
キャプテン・アメリカを演じてきたクリス・エヴァンスが『アベンジャーズ/エンドゲーム』を完成して初めて見た時、6回泣いたそうです。
でもマジで泣きどころは6回どころじゃない。
もちろん悲しくて泣けるシーンもあれば、本当に良かったと嬉しくて感動して泣けるシーンもあります。
色々なヒーローたちが色々な人生を送ってきたのを見てきたからこそ泣けるんですよね。
これはファンへのご褒美映画だと思う
もう本当にコレ。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』はもちろん初見でも楽しめるんだろうけど、これまでずーっと見てきたファンはもっと楽しめる。
なんていうかコアなファンであればあるほど面白いと思える映画なんだと思います。
これまでのMCU作品の小ネタがいっぱい飛び出してくるんですよ。「今のセリフあん時のことか」とかそんな感じ。いっぱいあったから多分私もいくらか見逃してるはず。
また原作へのオマージュを捧げるシーンなんかも見受けられて、原作コミックを読んでいる方はさらに興奮できるんじゃないでしょうか。
これまでマーベルのファンであり続けてきたファンへのご褒美的な映画なんだと思います。
アベンジャーズはもはや映画ではない
何より私がこの映画の感想で一番言いたいのは『アベンジャーズ/エンドゲーム』はもはや映画とかエンタメとかトレンドなんかじゃないんだということ。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』は歴史、時代です。
これは1890年代にはじまった映画史に歴史を刻む要石だということです。
映画のエンドロールがすべて流れきったあと、私はそう感じました。
私は小さい頃、幼稚園の頃から映画が大好きでした。そのまま大きくなった私が一番悔しかったのは、歴史的映画作品をリアルタイムで経験できなかったということです。
例えば『スター・ウォーズ』。私がR2-D2やミレニアムファルコンに魅了されたのは6歳の頃。当時ですでに何十年も前の映画でした。だから私が「子供の頃からスター・ウォーズが好き」と年上の人間にいくら言っても、「ファントムメナス世代が何を言ってんだか」と白い目を向けられてきました。
これまで時代を代表する映画をリアルタイムで体験してくることができなかった私にとって、この時代に生まれたこと、この時代にマーベルシネマティックユニバースがやってのけたことを体験することが出来て何より幸せだと、すげー大袈裟だけど思いました。
もう自分が時代の一部になった気ですらいます。スクリーンNo.1で一緒に映画を見た326席数の赤の他人の皆は同じ目的を持った仲間にすら思えてくるほど。みんなアベンジャーズの最後を見るために集まった仲間なんだと錯覚してしまうくらい。
11年22作品の集大成『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、とにかくそれぐらい大きな出来事なんですよ。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』公開前夜は大決戦だった
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『アベンジャーズ/エンドゲーム』公開前夜、つまり昨晩は私にとって大決戦でした。
翌日を最高のコンディションで迎えるべく、仕事は定時ぴったり(5分前からすでに帰宅準備)で帰りました。半年振りに湯船に浸かり、普段は3時4時まで起きてるくせに12時過ぎにはベッドに入りました。
上映中にトイレに行きたくならないように大好きな珈琲は絶ちました。上映時間は3時間を超えてるので、水分に関してはみんなも注意した方がいいです。
絶対ポップコーンは買っちゃダメ、特に塩味。絶対飲み物飲んじゃうことになるから。
とにかく一世一代のイベントを滞りなく迎えるために全力を尽くしました。なぜかネットで「結婚前夜にするべきこと」を調べて実践してしまったぐらい。
…結局、寝坊して車飛ばしたけどね。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』を見ることは家族の延命装置を切ることのよう
我らがトニー・スタークこと『アイアンマン』からはじまったマーベルシネマティックユニバースはなんと11年もかけて一つの物語を作り上げてきました。
改めて振り返ってみると「異常」と評価したくなりますが。
『アイアンマン』に出会った当時高校生の私もすでにオッサン。
マーベルシネマティックユニバースはそれぐらい私たちの人生の一部だったわけです。
そんなアベンジャーズのメンバーたちに別れを告げるのはそう簡単じゃなかったです。
前売り券を買うときも、会社に有給を申し出る時も、スクリーンの扉を通るときも、ずーっと辛かったです。
アベンジャーズと別れたくないんなら見なけりゃいいんだ
と思ってました。
別れが惜しくてたまらないんだけど、どうしても見ないといけない。見逃したらいけないと言葉通り苦渋の決断しまくってました。
ここで引き返してしまえばアベンジャーズはまだ終わらない、と思いながら観ることを選んだのは、大切な家族の延命装置を自分の手で切ったような気分でした。まるで自分がアベンジャーズを殺してしまったような後悔すら感じました。
ただのファンがこんだけ辛いんだから、演じてるキャストたちは相当辛いんでしょうね。キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースを演じたクリス・エヴァンスはエンドゲームをみて6回泣いたって言ってましたし。
最後に
ごめん途中から感情があふれ出しすぎて感想とか評価とかそんなんじゃなくなってましたな。ようはそれぐらいこみ上げるものがあるってのが『アベンジャーズ/エンドゲーム』の感想なんです。
ただただすごかった。本当にこれまで長い間お疲れさまでしたと声をかけたくなるような映画でした。
今後マーベル映画がどうなっていくのか、映画を見終わった私にもわかりません。ただマーベル映画はこれからも最高に楽しませてくれるんだろうと期待を込めて待っています。
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