(C)2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
シャゼァーームッ！！
どうもでょおです。皆さんもうDCユニバース最新映画『シャザム!』はご覧になられましたか？私は早速みに行ってきましたよ。
感想？めっちゃ面白かったよ。英語でいう所のfunじゃなくてfunnyの方。いやfunでもあるんだけど。
『アクアマン』といい『シャザム!』といいDCユニバースはイイ感じに軌道修正してきましたね。今回はそんな映画『シャザム!』のネタバレなしの感想評価を書きたいと思います。
映画をまだ見ていないという方は下記の記事で復習してるのでどぞ。
【シャザム!】のことちゃんと知ってる？たった5分で予習とDC映画を復習
映画『シャザム!』のあらすじ
ある日、謎の魔術師からスーパーパワーを与えられた少年ビリーは、「S＝ソロモンの知力」「H＝ヘラクラスの強さ」「A＝アトラスのスタミナ」「Z＝ゼウスのパワー」「A＝アキレスの勇気」「M＝マーキューリーの飛行力」という6つの力をあわせもつヒーロー「シャザム（SHAZAM）」に変身できるようになる。
里親を転々としていた主人公のビリー・バットソンはたくさんの里子を引き取るホストファミリーの一員になります。その中の一人フレディはバットマンの手裏剣「バットラング」やスーパーマンに当たって跳ね返った銃弾などを持ってるほどのスーパーヒーローオタク。
そんなフレディと暮らすことになったビリーは古代の魔術師に選ばれてしまって、シャザムに変身することが出来るようになります。
シャザーム！ってダッセェ名前を唱えるとダッセェピタピタコスチュームのおっさんヒーローに変身することが出来るのです。シャザムになったビリーとフレディは悪ノリ全開で思春期らしく、くだらないことばっかやってたのですが、そこへシャザムのパワーを狙う悪者Dr.シヴァナが現れます。
映画『シャザム!』のキャスト
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そんなシャザムを演じるのはザッカリー・リーヴァイ。オタクが世界を救うドラマ『CHUCK／チャック』で主人公をやってた人。たしかに最後の方のチャックはかっこよかった。今作『シャザム!』ではガッツリ増量してナヨナヨしたオタクとは打って変わったガチムチマッチョです。
ちなみにザッカリー・リーヴァイは自身でオタク会社「ザ・ナードマシン」を設立したガチなオタクです。
ホント中身は子供なキャラクターに上手くなり切っていました。
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シャザムの力を狙う敵役のヴィラン、Dr.シヴァナにはマーク・ストロング。かっこいいハゲとして人気の俳優で『キングスマン』シリーズなどの英国舞台のハリウッド映画に引っ張りだこです。
アメコミキャラを演じるのはフランク・ダミーコ、シネストロに次いでこれで3度目。
その他、演技俳優のジャイモン・フンスーなどがキャスティングされています。このあいだ下記で書いたページの方が詳しいのでよければそっちもご覧ください。
映画『シャザム!』の感想評価
『シャザム!』は胸アツなファミリー映画
評価の方ですがかなりよかったです。
先々月公開された『アクアマン』より全然よかったです。アクアマンはザ・アクション映画って感じの映画ですが、こっちはかなりファミリー映画。
映画の作りといい、雰囲気といい、黙ってれば誰もダークでシリアスなDC映画だとは思わないくらい。コメディ寄りのマーベル映画の雰囲気に似ています。ガーディアンズとかスパイディとか。
主人公のビリーは里親ではなく自分の実の母の元に戻りたいと、母の行方を探しててホストファミリーにも心を開きません。
そんなビリーがシャザムに変身して色々な出来事に巻き込まれていく中で家族の大切さを感じる、中々ハートフルな映画です。
それでいて胸アツな映画なんですよね。
やっぱり主人公が14歳の少年ということだけあり、やってることが本当にすげーくだらなかったりするんですよ。なので私たちが思う「スーパーヒーローになったらやってみたいこと」とかをやってくれたり、そんな展開ありなんかいってツッコみたくなるようなこともあるほど胸アツな感じ。
こんな展開あったらなー、みたいなバカっぽいこともビリーが実現してくれます。
スーツがダセェ
ほんでコレね。
言うまでもなくスーツはめちゃめちゃダセェです。ほんの少しだけネタバレすると映画の中でもダセェって言われています。
でも中身は子供だからね。あんまりかっこよすぎるのになっても面白くないので実はこのダサさがいい塩梅なんです。
同じ全身タイツ組のスーパーマンとは大違い。赤白金のコントラストがギラギラ過ぎる上にスーパーマンみたいに暗いトーンになってないんですよね。
前作『アクアマン』も原作コミックに限りなく忠実なダセェコスチュームだったんですが、もしかするとDCはちょいダサ路線をあえて通ってるのかもしれませんね。
眉間にシワ寄せてメランコリックな世界観から、ちょい自虐的なダサさがある方向性にチェンジしていったのは本当に大成功だと思います。
『キック・アス』風コメディではない
フランク・ダミーコのマーク・ストロングが出てるからね。ちょっと『キック・アス』みたいな全編爆笑のスーパーヒーロー映画なのかと思ってたんですけど全然違いました。
笑いの質も『キック・アス』ほど高くないし（キック・アス2は黒歴史なので含まない）、かなり子供向けな印象です。
途中モンスターみたいなのが人を食べるという残酷なシーンがあったんですが血一滴も映らないしね。ビリーのホストファミリーのフレディは足が悪くて同級生からイジめられてるんですが、その描写もかなり控えめでした。
『キック・アス』はスーパーヒーローを題材にしたコメディ映画で、『シャザム!』はコメディを含んだスーパーヒーロー映画って印象ですね。
知名度低いヒーローの方が成功する法則
前作の『アクアマン』もそうなんですが、やっぱり知名度が低いスーパーヒーローを映像化する方がヒットするんだろうなと。
いくら人気があるヒーローで、何回新しい技術を使ってリメイクしてもスーパーマンはクリストファー・リーヴという高い壁をどうやっても超えられないんですよ。
ダークナイトはガチムチベンアフじゃなくて演技派のクリスチャン・ベイルでないとダメなんですよ。
やはり一般層の知名度が低い方が自由度が効くし、良い映画が作りやすいのかもしれませんね。思えばマーベルの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』なんかもそうです。何故マーベルがこんな微妙なキャラクターたちに大金をつぎ込んで映画化するのか理解できませんでしたが、映画を見て誰もがガーディアンズの虜になりました。
日本で一般層への知名度は全くなかった『デッドプール』も社会現象クラスの異例ヒットを記録しました。
DCユニバースは今後どのような知名度の低いヒーローを映像化するのか楽しみですね。しばらくは続編ものが続くようです。
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ビリー役アッシャー・エンジェルがいい
あと個人的に最高だったのがビリー役のアッシャー・エンジェル君。辛い過去を抱えつつもごく普通の中学生を演じてて、それでいて人並み以上の正義感を持っているという普通じゃありえないキャラクターを好演しました。
カッコいいしスタイルもいいし、大人になってこれからさらに人気になるんじゃないかと。今でも十分人気だから映画の主役なんだろうけど。
逆にザッカリー・リーヴァイのシャザムはどうなん、って感じになりました。中身が子供ってのはよーく伝わるんだけど中身がビリーかって聞かれたらそうじゃないなーって思います。
あとすっごいくだらないことなんだけど、ビリーが大人になったらシャザムってどうなるの？多分、大人から大人に変身するんだよね。おっさんが別のおっさんの姿になるのってめちゃめちゃダサくね？
最後に
皆さんはDCユニバース最新作『シャザム!』にどんな感想を持たれましたか？
緻密に計算されて作られたマーベルとは違い、途中からガッツリ路線変更したDCユニバース。このなりふり構わないむちゃくちゃな感じのDCユニバースも魅力的ですよね。色々と雑な感じがあるんだけどそこは映画だから、って許しちゃえる魅力が最近のDCユニバースにはあります。
現在、DCエクステンデッドユニバースは作品同士の繋がりを減らしています。ベン・アフレックやヘンリー・カヴィルといった看板2人の降板が噂されています。でも個人的にはまたいつかはジャスティス・リーグをやると思っているので、その時にシャザムが参加できると胸熱ですよね。
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