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どうもでょおです。
来月はいよいよX-MENシリーズ最後の映画『X-MEN: ダークフェニックス』が公開になりますね。X-MENシリーズはアメコミ映画ブームの先駆けになり、これまでたくさんの映画を排出してきました。多分苦手な人でも一本は見たことありますよね?
そこで今日はX-MENシリーズの復習をして最後のX-MEN『X-MEN: ダークフェニックス』の予習をしようじゃないかと思います。
特に時系列の図はかなりわかりやすいなと自分でも思います。
簡潔にまとめたつもりですが、作品数が多いので大変でしたよ。
見てきた感想はこちら
ネタバレなし感想【X-MENダークフェニックス】史上最低の失敗作なのか
【ネタバレ考察】X-MENダークフェニックス|ラストのオチと続編考察
- 映画『X-MEN』シリーズとは
- 映画『X-MEN』シリーズの時系列
- 『X-MEN: ダーク・フェニックス』のあらすじ
- 本当の最終回『ニュー・ミュータンツ』について
- X-MEN(2000年)
- X-MEN2(2003年)
- X-MEN: ファイナル ディシジョン(2006年)
- ウルヴァリン: X-MEN ZERO(2009年)
- X-MEN: ファースト・ジェネレーション(2011年)
- ウルヴァリン: SAMURAI(2013年)
- X-MEN: フューチャー&パスト(2014年)
- デッドプール(2016年)
- X-MEN: アポカリプス(2016年)
- LOGAN/ローガン(2017年)
- デッドプール2(2018年)
- 最後に
映画『X-MEN』シリーズとは
まずはX-MENシリーズの概要について簡単にご紹介。
X-MENはマーベルコミック原作のアメコミ映画シリーズです。
X遺伝子(Xジーン)と呼ばれる遺伝子を持った人間たちがいまして、彼らは突然変異で特殊な能力を身につけます。特殊な力を持った人たちはミュータントと呼ばれ人間と度々対立します。ミュータントで結成されたヒーローグループの一つがX-MENです。
映画『X-MEN』シリーズの時系列
2000年に始まったX-MENシリーズはとにかくややこしいと有名ですね。それもそのはずで、MCUのように丁寧に計画されずにやりたい放題やって、辻褄を合わせるように進んできていますので仕方ありません。
時系列以前に覚えてほしいのが、X-MENシリーズは主に4つのシリーズが存在しているということです。
- 元祖X-MENシリーズ
- ファーストジェネレーションシリーズ
- ウルヴァリンのスピンオフ
- デッドプールのスピンオフ
このシリーズが複雑に絡み合ってるせいで時系列が厄介になってる訳です。個々のシリーズ分類するとこうなります。
元祖X-MENシリーズ
- X-MEN(2000年)
- X-MEN2(2003年)
- X-MEN: ファイナル ディシジョン(2006年)
- X-MEN: フューチャー&パスト(2014年)
ファーストジェネレーションシリーズ
- X-MEN: ファースト・ジェネレーション(2011年)
- X-MEN: フューチャー&パスト(2014年)
- X-MEN: アポカリプス(2016年)
- X-MEN: ダーク・フェニックス(2019年)
ウルヴァリンのスピンオフ
- ウルヴァリン: X-MEN ZERO(2009年)
- ウルヴァリン: SAMURAI(2013年)
- LOGAN/ローガン(2017年)
デッドプールのスピンオフ
- デッドプール(2016年)
- デッドプール2(2018年)
はい。めちゃめちゃややこしいです。一応わかってる範囲で時系列の図を作ったのでご覧ください。
シリーズの時系列をざっと並べるとこんな感じになります。一応分かりやすいかと思ってウルヴァリンの時系列を足しときました。私たち視聴者は基本的にウルヴァリンの視点を通して物語を見ていることが多いですからね。丸に数字は公開順になります。
今回公開される映画『X-MEN: ダーク・フェニックス』は中途半端なところにありますね。ウルヴァリンが『X-MEN: フューチャー&パスト』で改変したあとに戻ってきた地点の過去に当たりますから、最終的にはチャールズ・エグゼビア(プロフェッサーX)が恵まれし子らの学園を無事に運営することになるのではないでしょうか。チャールズ死んだりしないと思われ。
またこの時系列には含まれていませんが、X-MENシリーズは本当の意味での最終回『ニュー・ミュータンツ』の公開も予定しています。
『X-MEN: ダーク・フェニックス』のあらすじ
X-MENのリーダーであるプロフェッサーXの右腕として、メンバーからの信頼も厚い優等生のジーン・グレイだったが、ある宇宙ミッションでの事故をきっかけに、抑え込まれていたもうひとつの人格「ダーク・フェニックス」が解放されてしまう。ジーン自身にも制御不能なダーク・フェニックスは暴走をはじめ、地上の生命体が全滅しかねない、かつてない危機が訪れる。
とのことです。経緯は全く違いますが内容的には『X-NEN: ファイナル ディシジョン』と全く同じことをやろうと思っている訳です。気の弱いジーンがダークフェニックスへと変貌する馴染みのパターンです。
シリーズ製作者側の思惑としては、『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』でX-MENシリーズをリブートしたように、本作『X-MEN: ダーク・フェニックス』でキャストを総入れ替えし、リブートしていく予定だったようですね。ディズニーの買収により計画は頓挫したようですが。
本当の最終回『ニュー・ミュータンツ』について
本来であれば『ニュー・ミュータンツ』は『X-NEN: ダーク・フェニックス』以前に公開されるはずでした。元々は2018年を公開予定としていた、前衛的なX-MENとなるはずでした。
シリーズ初のホラー映画となる『ニュー・ミュータンツ』には、思わぬ形でスーパーヒーロー映画に参加することとなった『スプリット』のアニャ・テイラー=ジョイや『ゲーム・オブ・スローンズ』のメイジー・ウィリアムズ、『ストレンジャーシングス』のチャーリー・ヒートンが参加しております。
ディズニーによるFOX買収以降は劇場公開ではなく配信になるのではないか、と噂されていましたが、今のところ劇場公開が濃厚です。
なぜ今『ニュー・ミュータンツ』の話をしたかというと、「ニュー・ミュータンツはX-MENに合流する」という話が以前あったからです。
詰まるところ、ソフィー・ターナー演じるジーン・グレイが活躍する現在のX-MEN本流シリーズと統合されると言われていました。
ディズニーの買収により可能性はなくなった同然ですが。
『ニュー・ミュータンツ』は今年中にさらに追加撮影を行い、独立したスピンオフとなるようですね。
X-MEN(2000年)

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あらすじ
DNAの突然変異により特殊な能力を持つ“ミュータント”。彼らはその特異性を理解できない人間たちから疎外される存在だった。カナダの雪深い国道沿いのバー。家出少女ローグはドッグファイトで圧倒的な強さを見せる野性的な男、ローガンと出会う。彼が自分と同じく孤独なミュータントであることを知り、親近感を感じた彼女は無理矢理彼のトレーラーへ乗り込むが、突然二人は毛むくじゃらの巨漢に襲われる。
2000年に始まったX-MENシリーズの第一作目です。人に触れると、その人の命を奪ってしまう能力を持った少女ローグと、記憶をなくした獣ウルヴァリンが出会うところから物語は始まりました。
今見返すと約20年前の映画ですから、映像面では色々と違和感を感じますが、内容としてはやはりこれが原点だと思ってます。
X-MENたちのユニフォームはもちろん、あらゆるアレンジが加えられたコスチュームは見所の一つでしたね。今では見慣れたウルヴァリンの髪型も革新的でした。革新的を通り越して笑いものでしたが。
X-MEN2(2003年)

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あらすじ
今回はミュータント撲滅を企てる元陸軍司令官が登場。その陰謀を阻止するため、思想的に対立する2つのミュータント陣営=プロフェッサーX陣営とマグニートー陣営が協力する。前作のキャラは総出演、新たに、瞬間移動するナイト・クロウラー、ウルヴァリン同様の爪を持つデスストライク、冷気を操るアイスマン、炎を操るパイロが登場し、それぞれの能力を発揮するシーンがある。
続編映画としては正統派ですよね。これまで敵対していたX-MENとブラザーフッドが一時的に手を組み疑惑や裏切りが交差する作品です。
本作ではこれまでに加えて新しいキャラクターが多数登場したのが印象的です。鏡合わせのような友人同士、アイスマンとパイロや、悪魔のような出で立ちでありながら神学的なナイトクローラーなどの新キャラが追加されました。
大活躍してめっちゃかっこよかったナイトクローラーですが、「特殊メイクに時間がかかる割に活躍が少ないと」ナイトクローラー役のアラン・カミング文句を言ったため続編に出てこなかったとかなんとか。正確なことは覚えてませんが…。
X-MEN: ファイナル ディシジョン(2006年)

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あらすじ
特異な能力を持つミュータントの2大勢力、プロフェッサーX率いるX-MENと、人類を敵とみなすマグニートー率いるブラザーフッドの最後の戦いを描くシリーズ第3弾。天才科学者がミュータントから人間に変わることが出来るという新薬“キュア”を開発。ミュータントは「人間になるか、そのまま生きるか」という選択を迫られる……。
これまでのX-MENシリーズはヒューマンドラマ部分を大切にしてきた訳ですが本作では完結編ということもありかなりド派手な映画となりました。
X-MEN映画の産みの親ブライアン・シンガーは問題児とされ降板になりました。ところが代わってメガホンを取ったブレット・ラトナーの方がファンにとっては問題児で、作品はあまり高く評価されませんでしたね。
個人的にはシリーズにおいてミュータントの代弁者である、大好きなローグを雑に扱い、この後も全く出番がなくなったことを恨んでます。
『X-MEN: ファイナルディシジョン』ではブラザーフッドとの攻防、キュアの論争と描く部分が多かったため、ジーンの描写が疎かになりましたが、『X-MEN: ダーク・フェニックス』ではジーンのダークフェニックスへの変貌にのみクローズアップして描くことが出来そうですね。
ウルヴァリン: X-MEN ZERO(2009年)

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あらすじ
大ヒットアクション「X-MEN」シリーズの人気キャラクター、ヒュー・ジャックマン扮するウルヴァリンの過去を描く物語。驚異の肉体再生能力と戦闘力を持つ兄ビクターと弟ローガンは、150年以上に渡り共に生きてきたが、ある事件が引き金となり袂を分かつ。ローガンは自らの体に超金属アダマンチウムを移植し、ウルヴァリンとしてビクター打倒を誓うが……。
2000年にX-MENシリーズが始まったときからウルヴァリンは自身の過去の記憶を失っていまして、三部作『X-MEN: ファイナルディシジョン』でラストを迎える時もその謎は明かされませんでした。
ウルヴァリン自体は過去のことを気にするのをやめたようですが視聴者はそうはいきません。ウルヴァリンに何があったのか明らかにしようと始まったのか、本流のX-MENシリーズが一応幕引きした後で、何やろうか考えてウルヴァリンの過去を描いたのかはわかりませんがウルヴァリンの過去が明かされ始めることになりました。
ちなみにこの作品あたりからX-MENシリーズの矛盾、ボロが出てき始めます。
あのデッドプールのことは触れずにおいときます…
X-MEN: ファースト・ジェネレーション(2011年)

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あらすじ
人気アクションシリーズ「X-MEN」のプリクエル(前章)。テレパシー能力をもつチャールズと、あらゆる金属を操ることができるエリックは、同じミュータントとして親友になる。しかし2人は、CIAから依頼された、邪悪なミュータント軍団が仕組んだ人類滅亡計画を阻止する戦いに参加したことから、次第に友情が崩壊していく。
本作はX-MENシリーズに初参加したマシュー・ヴォーンが監督しましたね。『キックアス』や『キングスマン』を誕生させたマシュー・ヴォーン監督はX-MENシリーズはたった1作しか撮影していませんが、ファーストジェネレーションとして再起動させた功績は称えられるべきものです。
プロフェッサーXやマグニートの過去の友情を描いた良作で、ブライアン・シンガーよりマシュー・ヴォ―ンのX-MENの方が好きというファンも多数いることでしょう。(話題にも上がらないブレット・ラトナー監督…)
ウルヴァリン: SAMURAI(2013年)

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あらすじ
カナダで隠遁生活を送っていたウルヴァリンは、ある因縁で結ばれた大物実業家・矢志田に請われて日本を訪れる。しかし、重病を患っていた矢志田はほどなくして死去。ウルヴァリンは矢志田の孫娘マリコと恋に落ちるが、何者かの陰謀により不死身の治癒能力を失うというかつてない状況に追い込まれる。
アメコミ映画の中でも珍しくトンでもジャパンが描かれたことで有名ですね。毛むくじゃらなカナダ人ミュータントのオリジンをなぜ日本にしたのか疑問なところですが、原作でもウルヴァリンは日本となじみ深いキャラクターだったようで。なんでも息子の名前が「駄犬」だとか…
正直やりたいことだけやりました感が強い映画で、特に日本人は不愉快に思うことが多かった映画なのではないでしょうか。
時系列的に本作は『X-MEN: フューチャー&パスト』へと地続きの話となっているんですが、『X-MEN: フューチャー&パスト』の舞台は2023年なのでかなり間が空いてしまっています。その間に残された彼女たちがどうなったのかは全くの謎。完全になかったことにしましたね。
つまりこの1本欠けてても全く問題なく見れますw
X-MEN: フューチャー&パスト(2014年)

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あらすじ
「X-MEN」シリーズ通算7作目で、シリーズ1作目「X-MEN」の前日譚を描いた「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」(2011)の続編。ミュータントたちの生存をかけ、未来と過去の2つの時間をまたにかけた戦いが描かれ、ウルヴァリン役のヒュー・ジャックマンをはじめ、プロフェッサーXとマグニートーの現在と若き日をそれぞれ演じるパトリック・スチュワート&ジェームズ・マカボイ、イアン・マッケラン&マイケル・ファスベンダーほか、ハル・ベリー、アンナ・パキン、ショーン・アシュモア、エレン・ペイジ、ジェニファー・ローレンス、ニコラス・ホルトら、これまでのシリーズに登場した豪華キャストが再結集。シリーズ第1作を手がけたブライアン・シンガーが、「X-MEN2」以来となる監督の座に就いた。
多分私が一番映画見てた時期ですね、懐かしい。『ウルヴァリン: SAMURAI』から続きのはずが舞台は近未来。約10年後にX-MENたちが対ミュータントロボットのセンチネルと戦っているところから話が始まりました。
本流X-MENシリーズの続編でありながら、若きプロフェッサーX達を描いた『X-MEN: ファーストジェネレーション』の続編でもあります。時系列がややこしくなる原因になった映画ですね。
このパラレルワールド感や超お祭り騒ぎな設定ほどアメコミらしいものはありません。過去改変にも成功したことで今までの設定との矛盾を気にすることなくシリーズを再始動することにも成功しました。(すでに結構矛盾がたくさんあったけど)
デッドプール(2016年)

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あらすじ
好き勝手に悪い奴らをこらしめ、金を稼ぐヒーロー気取りな生活を送っていた元傭兵のウェイド・ウイルソンは、恋人ヴァネッサとも結婚を決意し、幸せの絶頂にいた矢先、ガンで余命宣告を受ける。謎の組織からガンを治せると誘われたウェイドは、そこで壮絶な人体実験を受け、驚異的な治癒能力と不死の肉体を得るが、醜い身体に変えられてしまう。ウェイドは、赤いコスチュームを身にまとった「デッドプール」となり、人体実験を施した張本人のエイジャックスの行方を追う。
X-MEN初のレイティング作品となった『デッドプール』。一応、『X-MEN: フューチャー&パスト』で改変された後の時系列になるはずです。2009年の『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』で大失態を期したデッドプールを諦めきれなかったライアン・レイノルズが改めてデッドプールを演じた作品。
正直なところこれまでのX-MENシリーズのアレンジであればあのデッドプールも全く問題なかったと思っていますが、いかんせん人気キャラクターだったため批判が異常なほど大きかった訳です。
日本での知名度は今一つのキャラクターでしたがメディアが大々的に宣伝したお陰で大成功でしたね。
映画製作にこぎ着けるために作られたCG版デッドプールが懐かしい。冒頭のシーンをCGで作ってスクリーンテストしてから製作にGOが出たんだったと記憶してます。
X-MEN: アポカリプス(2016年)

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あらすじ
人類の文明誕生以前からミュータントの力を使い、神として世界を支配していたアポカリプスが、数千年の眠りから目を覚ました。人類の文明が間違った方向に発展したと考えるアポカリプスは、世界に新たな秩序をもたらすため、マグニートーらを従え、世界の破滅を計画。プロフェッサーXやミスティークらが率いる若きX-MENたちは、アポカリプスの企みを阻止するため立ち上がるが……。
実は本作は元々予定されてなかった作品のようですね。というのもマシュー・ヴォ―ン監督は前作『X-MEN: フューチャー&パスト』をファーストジェネレーションのラスト、三作目に添えたかったそうなんです。
結果として欲深い配給会社が利益を優先したため『X-MEN: フューチャー&パスト』を先行し、『X-MEN: アポカリプス』を三作目にやることとなりました。結局マシュー・ヴォーン監督は降板、『X-MEN: ファーストジェネレーション』以降メガホンを取っていません。
幻のマシュー・ヴォーン版『X-MEN』新3部作、若きウルヴァリン役にトム・ハーディ起用の構想あった ─ 「『フューチャー&パスト』を完結作にしたかった」 | THE RIVER
余談が多くなりましたが、マシュー・ヴォ―ン監督が思っていた通りX-MENシリーズの中でもかなり面白くなかったのが『X-MEN: アポカリプス』です。
LOGAN/ローガン(2017年)

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あらすじ
不死身の治癒能力が失われつつあるウルヴァリンことローガンが、絶滅の危機にあるミュータントの希望となる少女を守るため、命をかけた壮絶な最後の戦いに身を投じる様を描く。ミュータントの大半が死滅した2029年。長年の激闘で疲弊し、生きる目的も失ったローガンは、アメリカとメキシコの国境付近で雇われリムジン運転手として働き、老衰したプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアを匿いながら、ひっそりと暮らしていた。そんなある日、ローガンの前にガブリエラと名乗る女性が現れ、ローラという謎めいた少女をノースダコタまで連れて行ってほしいと頼む。組織に追われているローラを図らずも保護することになったローガンは、チャールズを伴い3人で逃避行を繰り広げることになるのだが……。
本作はX-MENシリーズの最後、遥か未来を設定にした話。なのでそもそも時系列がどうのこうの言うのはナンセンスです。
X-MENの中心人物ウルヴァリンがどのような最期を迎えるのか、そこだけが重要な話です。間にX-MENシリーズが挟まっていますが、ウルヴァリンの一生を描いた三部作の最後に当たる映画です。
ウルヴァリンの誕生を描いた『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』、愛する人を失い再び愛することを選んだ『ウルヴァリン: SAMURAI』、ローグに「俺はお前の父親じゃない」と言ったウルヴァリンが父になり、次世代を託す『LOGAN/ローガン』。
長い間お疲れ様でしたと言いたくなる映画でしたよね。
デッドプール2(2018年)

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あらすじ
マーベルコミック「X-MEN」シリーズに登場するキャラクターで、人体実験により驚異的な治癒能力と不死の肉体を得るが、醜い身体に変えられてしまった元傭兵のウェイド・ウイルソン/デッドプールの活躍を描くアクションコメディ。最愛の恋人ヴァネッサを取り戻し、お気楽な日々を送るデッドプールの前に、未来からやってきたマシーン人間のケーブルが現れる。ヴァネッサの希望を受けて良い人間になることを決意したデッドプールは、ケーブルが命を狙う謎の力を秘めた少年を守るため、特殊能力をもったメンバーを集めたスペシャルチーム「Xフォース」を結成するが……。
いやー面白かったですよ。でも個人的にはもっといくらでも面白くする方法があったんじゃないかと思いました。
続きものの映画って3部作が多いじゃないですか。その内の2作目が一番面白くなると思うんですよ。主人公やメインキャラの性格を一通り紹介した後で始められるし、完結させることを考える必要がないしマンネリもないからです。
『ターミネーター2』や『ダークナイト』『マッドマックス』などなど色々思いつきます。
人気キャラのケーブルが登場したり、無責任ヒーローのデッドプールがヒーローになったり色々面白い要素はあったんですが1の衝撃が強すぎたんですかね。笑いの質も落ちた気がしますし。
とにかくディズニーは買収後もデッドプールシリーズをレイティングありで継続していきたいと言っていますので今後も期待できるんじゃないでしょうか。
【ネタバレ感想】デッドプール2『意外すぎるサプライズに愕然した』
最後に
いかがだったでしょうか。いずれにしてもX-MENシリーズは本作でラストになる予定ですから、きっちりと予習復習してから見に行きたいですよね。
本当はディズニーがキャストそのままで仕切り直してくれるのが一番いいんだと思うだけどなー。
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